ここから本文です

なぜhuluはリニューアルをする必要があったのか --- 松本 孝行

5/24(水) 17:14配信

アゴラ

5月17日にシステムをリニューアルしたhuluが不具合多発により、炎上しております。ヤフーニューストップにまで出てきたくらい大事になっています。かくいう私も5年huluを使っていたのですが、このリニューアルを機に解約することにしました(参照:hulu日本法人はなぜシステム改悪をしたのか?~hulu解約してNetflixにしました(http://t-matsumoto.hatenablog.com/entry/2017/05/21/073901))。

さて、そもそもの話ですが、なぜhuluはシステムリニューアルをしなければならなかったのでしょうか。そこにはユーザーよりも自社の都合を優先している、そんな姿勢が見え隠れします。

アメリカ本社への費用負担をケチった?

まず大前提として押さえて置かなければならないこととして、一つはhuluのシステムそのものに大きな不満をユーザーは抱いていなかったということです。その証拠に日本テレビが買収をしてから、90万人以上の会員を増やすことに成功しています(参照)。システムそのものに不満があれば、ここまで大きく会員増は望めなかったでしょう。

そしてもう一つがhulu日本法人は赤字続きだったということです。huluは2014年から日本テレビが買収しているのですが、最新のデータでは2017年3月末

・売上高163億3,770万円
・営業損失18億9,400万円
・純損失は17億8,900万円

となっていました。

不満のないシステムをあえてリニューアルするというのはどういう理由でしょうか?私の勝手な推測では、hulu日本法人はアメリカ本社への使用料や契約料のコストをケチったのではないか?と思われます。どの程度のシステム利用料を支払っているのかはわかりませんが、かなりの金額なのでしょう。

今回のhuluリニューアルを担当したのはフォアキャスト・コミュニケーションズ(http://www.4cast.co.jp/)という会社だそうです。この会社、日本テレビ放送網株式会社の100%出資子会社となっています。アメリカ本社のhuluシステムやドメインを使うために利用料を払っていては、自社に利益がたまらなかったのでしょう。だから同じ日本テレビグループ内の開発会社で独自システムを開発して、利益を内部留保しようと考えたのではないか?と推測できます。

1/2ページ

最終更新:5/24(水) 17:14
アゴラ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

アゴラ-言論プラットフォーム

アゴラ研究所

毎日更新

無料

経済、ビジネス、情報通信、メディアなどをテーマに、専門家が実名で発言することで政策担当者、ジャーナリスト、一般市民との交流をはかる言論プラットフォーム