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院内広報やブログ更新が頻繁な病院は診療に熱心説

5/25(木) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 医師や看護師が過重労働を強いられる背景には、それを黙認する“現場の空気”もさることながら、経営サイドの問題があることもしばしばだ。スタッフに過重労働を強いている「ブラック病院」を見抜くために、経営サイドの異変に気づけるポイントはあるか。

■HPの更新数が年に1回程度

 いまやほとんどの病院がHPを持つ時代。しかし、情報更新が少なかったり、HPそのものがない病院は、情報発信の意欲が少ないどころか、人手や予算が足りていない可能性がある。

 院内広報や常勤医の病院用ブログが最低月に1回書き込まれるかなど、定期的に更新されているかも確認したい。医療ジャーナリストの油井香代子氏が解説する。

「院内広報や医者のブログが頻繁に更新されていれば、その病院で熱意を持って診療が行なわれているということがわかる。逆に個人の病院用ブログの更新が滞り始めていたら、医師が病院を辞めようとしているサインかもしれません」

■「パート募集」はあっても「正社員募集」がない

 看護師や事務職員の「パート募集」が多い病院には注意したい。現役看護師で作家の宮子あずさ氏がいう。

「正社員を雇う余裕がないのかもしれません。ただし最近はパートを希望する女性も多いので、パートと正社員を両方募集している病院なら安心できる。正社員を新たに雇う余裕のある病院なら、経営面の不安はないでしょう」

■「最新医療機器導入」をやたらと宣伝

 HPなどで「最新型の医療機器」や「世界最先端の治療法」の導入をやたらと宣伝する病院は、一見すると医療に熱心なようだが、実は要注意だ。

 開業医の北野國空氏はこう指摘する。

「資金力が豊富で経営が順調な病院に混じって、“客寄せ”として最新機器や治療法を導入する経営難の病院も存在する。10億円以上かけて医療用ロボットを導入後、旗振り役の医師が退職して誰も使えないロボットと借金だけが残った病院も実在します」

※週刊ポスト2017年6月2日号