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日本人が栄養不足な一方、韓国人は理想的なカロリー摂取量

5/25(木) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 今年2月、世界的に権威あるイギリスの医学誌『ランセット』に衝撃的な論文が掲載された。

 英公立研究大学「インペリアル・カレッジ・ロンドン」と「WHO(世界保健機関)」が世界35か国の寿命などを調査・分析。その結果、2030年に韓国が「世界一の長寿国」になると予測したのだ。男性は84.07歳で、女性は90.82歳だ。

 一方、「長寿大国」としてランキングトップに長く君臨してきた日本は女性(88.41歳)が韓国、フランスに追い抜かれ3位。男性(82.75歳)は現在の5位から11位に転落すると予想されている。

 韓国では、2010年に国民に塩分を抑えた食生活を呼びかける「減塩キャンペーン」を大々的に展開したり、近年は肥満予防や禁煙を呼びかける官製キャンペーンが繰り返し行なわれたりするなど、国民の健康意識は年々急速に高まっているという。

 また、医療制度の「近代化」も寿命の延びを下支えしている。韓国の医療保険制度は日本より約50年遅れて1977年施行。国民皆保険制度が実施されたのは1989年だ。

 公的保険が整備される一方で、韓国では国民の9割近くが民間医療保険にも加入しているという。日韓の社会保障政策に詳しいニッセイ基礎研究所・准主任研究員の金明中氏が話す。

「民間保険で加入率が高いのは、公的医療保険が利かない自由診療の費用や差額ベッド代などをカバーする『実損填補型保険』です。この保険が普及している理由の1つが、韓国では患者の自己負担割合が平均35%以上と高いことです。さらに保険の利かない診療と組み合わせた混合診療も認められているため、保険適用外の診療部分を民間保険でカバーしようと考える人が多いのです」

 1990年代から韓国は医療保険制度が整備され、さらに健康志向も上がったことで平均寿命を押し上げたのだろう。

 気になるのは、日本が大きく順位を下げる理由である。論文の作成メンバーであるジェームズ・ベネット博士によれば、理由の1つは「食生活の変化」が挙げられるという。

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