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日本酒ラベルはさまざまな「感情」を持っている

5/25(木) 19:57配信

オトナンサー

0.1秒以下で良し悪しを判断する脳

 商品を宣伝しているポスターや中吊り広告、目的地を教えてくれる案内板や標識など、街中には文字情報があふれています。コンビニエンスストアに立ち寄れば、「こっちを振り向いてね」「手に取ってください」と言わんばかりに、たくさんの文字がわれわれにアピールしてきます。

 意識していなくても、リアルタイムでたくさんの情報が目に飛び込んでくる中、人間の脳は「その情報は自分にとって有益な情報なのか」「その商品が好きか嫌いか」などを、0.1秒以下の瞬時に判断しているとされます。人間がそれらの情報を判断するにあたっては、デザインや色以上に「書体」がとても重要な役割を果たしているのです。

筆文字といっても、さまざまな書体がある

 今回取り上げるのは、ずばり日本酒のラベル。実は「筆で書いた文字」が多いのです。近所のスーパーマーケットで売られていた日本酒と、地方出張で立ち寄った居酒屋にあった日本酒のラベルを調べた結果、62本中57本、つまり92%が筆文字で書かれていることが分かりました。以下が集計結果になります。

【集計結果】

1位・毛筆体(筆文字)=57本
2位・デザイン書体=3本
3位・明朝体=2本

 日本酒には「杜氏(とうじ)が丹精込めて醸造したお酒」「日本の伝統的なお酒」というイメージがあります。そんなイメージの商品ラベルには、筆で書いた文字がよく似合うのです。ちなみにゴシック体のラベルは今回、発見できませんでした。

「紀土」のラベルは堂々としつつも、包容力があって品位も感じられます。日本酒バーのカウンターに置かれていたら、「店長、今日はこのお酒を冷でお願いします」と思わず言ってしまいそうです。先ほど、筆で書いた文字と表現しましたが、筆文字といってもさまざまな書体があります。さっそく、気になる書体のお酒を3本用意しました。

亀吉:ザ・男の酒という印象。青森で見つけた地酒です
車坂:楽しく飲めそうなお酒です。和歌山で見つけました
澪:女性にもオススメという感じです。ポップですが、品位ある筆使いが素敵です

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最終更新:5/25(木) 19:57
オトナンサー

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