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休刊から11年…元LARME名物編集長がbisを復刊させたワケ

5/25(木) 17:02配信

女性自身

06年8月号をもって休刊していたファッション誌「bis」が、11年の時を経て5月25日に発売された。「ちょうどbisが発刊されていた頃に私は大学生で、愛読していました。今までの雑誌とは違った作り方をしているところが面白くて、リアルで参考になるところが好きでしたね。毎月の発売を楽しみにしていました」と語るのは、復刊を手掛けた中郡暖菜(なかごおりはるな)編集長(31)だ。

中郡氏といえば、出版界でも有名な名物編集者。元『小悪魔ageha』の編集者だった彼女は12年に徳間書店へ企画を持ち込み、『LARME』を創刊。26歳で最年少編集長となった彼女は、同誌を月間20万部の人気女性誌へと押し上げた。

そんな中郡氏が今回目をつけたのが、「bis」の復刊だった。「bis」といえば01年6月に「JJ」の姉妹誌として創刊。女子大生を中心に絶大な人気を誇ったが、前述のとおり06年8月号をもって休刊していた。なぜ、いま復刊なのか。理由について、中郡編集長はこう語る。

「新雑誌を創刊するという話も最初はあったのですが、自分が名前をつけてコンセプトを考えて、という0から1の雑誌作りは一度経験していたので、違うことにチャレンジしてみたかったんです。『bis』は自分にとって編集の原点となっている本。特別な思い入れがあったのでぜひ『bis』の復刊・新創刊をやらせていただきたいと会社にお願いしました。とはいえ、当時のテイストを残しているわけではないので、本としては新しい雰囲気になっていると思います」

そう語るように、雑誌のテイストも当時から一新。カバーモデルは志田未来(24)を起用。コンセプトは「少女の心を持ちながら、大人の女性になるためのファッションバイブル(Lady with the girl’s heart.)」で、20~25歳の女性をターゲットに。トレンド感と実用性のあるスタイルを提案していくという。

また同誌はWEBでの展開も積極的に進めていく。これまでのファッション誌はWEBを紙の補助として位置付けることが多かったが、「bis」では日々の情報を主にWEBで配信。いっぽう雑誌は、世界観を楽しむためのコレクションとして位置付けている。

「編集者といえば本を作る職業だと昔は思っていましたが、もはや違うなと最近は感じています。なぜなら、WEBメディアを作るということは最高に編集作業であると感じるからです。自由度が高いのも嬉しいですね。ターゲットにとってWEBは最も慣れ親しんでいるメディアなので、本でできることとWEBでできること、その両方を大事にしながら多方面に展開していくことでこの先の未来が広がるのではないかと感じています。」

ファッション誌の休刊が相次ぐ時代に、あえて復刊という形で挑む中郡氏。今後についても、あくまで前向きにこう語る。

「昔あったもの、今失われてしまったものが蘇るということに希望を感じます。自分自身、新しいものをどんどん消費していくことにちょっと疲れているのかもしれません。これからは普遍的な空気感や魅力を感じられる本を作りたいと思っています。その代わりWEBでは新しいチャレンジを実行していきたい。そうやって過去と現在と未来が融合した形が一番楽しいような気がするんです。何事も選択肢が狭まることがもっともよくないと思っているので、体制と違うことをする反ユートピア的な存在が必要なんじゃないでしょうか。これまでの経歴もいわゆる王道ではなくアウトサイダーな私が普通と同じことをしても仕方ないと思うので、編集者として出来る色々なチャレンジを、ひとつずつ達成していきたいなと思います」

最終更新:5/25(木) 17:02
女性自身

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