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【U20】垣間見えた日本サッカーの光明。ウルグアイに敗戦も、ポゼッションが有意味に【西部の目】

5/25(木) 11:30配信

フットボールチャンネル

 24日、U-20 FIFAワールドカップのグループステージ第2節が行われ、日本はウルグアイに0-2で敗れた。前半にエース小川航基を負傷で失い厳しい展開になってしまったが、そのなかでも後半には何度か決定機を作ることができていた。敗戦にはなったものの、相手の守備を崩すことはできており、得点までのかたちが見いだせなかった日本サッカーにとっては、一筋の光明が見えたとも言えそうだ。(文:西部謙司)

GL最終節のイタリア戦は27日 【U-20W杯】グループステージ組み合わせ

●出口が見えてきた日本サッカー

 ウルグアイには力負けだった。ただ、日本のプレーが通用しなかったわけではなく、相手の守備を崩してチャンスを作ることは第一戦に続いてやれていた。

 手詰まり感がなくなったのは大きい。これまでの日本は出口が見えていない状態で戦っていた。育成年代からA代表まで、その点では一貫していたといっていい。ある程度パスはつなげるが、相手に引かれてしまうと崩せないし点もとれない。逆に相手のカウンターアタックには弱い。

 どうやって得点するかという出口が見えていないので戦い方に整合性が乏しく、負けパターンだけがはっきりしている状態だった。A代表に関してはアジアでは問題なくやれていたが、ブラジルW杯の後は出口を探すどころか入口まで戻ってやり直しになっている。

 育成年代でも出口がわからないまま手探り状態が続いていたが、ようやく見えてきたのではないか。狭いスペースでもプレーできる久保、堂安、三好の存在によって、ボールポゼッションにも意味がついてきた。通常は最後のところを決めてから全体を作るものだと思うが、とりあえず進んできたことが無駄にはならなくて良かった。

●スペースがなくても崩せる

 ウルグアイは堅守速攻が伝統。U-20もそこは変わらない印象である。抜け目なく2点を奪い、落ち着いた守備によって無失点で切り抜けている。

 ただ、日本にもチャンスはあった。久保から岩崎へのスルーパスに表れていたように、見えているものが違う選手がいて、守備のわずかな隙をつくことができる。むしろ、この試合ではビルドアップに安定感がなかった。メンバーを入れ替えた影響か、あるいは単純にウルグアイの守備力が南アフリカと違うのか、今ひとつスムーズにハーフウェイラインを越えられていなかった。

 しかし、そのためにウルグアイが前がかりになって、後半はかえって裏をつけるようになっていた。決定力不足だったかもしれないが、決定機不足ではない。久保と堂安のヘディングが決まっていれば2点とれていた。

 ハイプレスは上手くやれていてウルグアイのミスも引き出せていた。リトリートしたときには問題はあるが、押し込めていれば良いプレーはできる。2戦を踏まえて、イタリア戦ではもう一段ギアを上げてほしい。

(文:西部謙司)

フットボールチャンネル

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