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NGT48、最強の1期生にこだわる 新潟全体が応援

5/26(金) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 4月12日、AKB48グループとして国内5組目のNGT48がメジャーデビューを果たした。お披露目は15年8月。他のAKB48グループと同様に、16年1月に新潟市内に設立した専用劇場を拠点に活動を続けるが、デビューまでには従来とは違う課題があった。

 最大の障壁となったのは人口だ。新潟市の人口は約80万人で、100万人未満の都市に設立されたのは、AKB48グループの中でも初めて。このため、どれだけの基礎票を獲得できるかは未知数だった。さらに、芸能活動を行うための環境も未整備。結成前の15年4月にSKE48の劇場支配人から異動し、グループの立ち上げを指揮したNGT48劇場支配人の今村悦朗氏は「新潟はいわゆる芸能学校もない地域。劇場開設の準備をするかたわら、メンバーを受け入れてくれる学校を探すところから始めた」と当時を振り返る。

■地元で30社とタイアップ

 準備を始めた今村氏が打ち出した方針は「地元密着」。現地企業や行政などの力も借りて、他の大都市圏に位置するグループ以上に地域と濃い関係性を作り、新潟全体を応援団にしようと考えた。そこで、「AKB48グループとは何か、自分たちが協力することで何ができるかを関係各所へゼロから説明して歩いた」(今村氏、以下同)という。さらに、「地元密着を掲げる以上、スタッフも地元出身者で固めた。大半が芸能の仕事が初めてなので、メンバーとの向き合い方から自分の経験を伝えていった」。

 そんな徹底した地元密着ぶりを象徴するのが、15年8月のグループお披露目イベントだろう。姉妹グループはAKB48のイベントで第一歩を踏み出すのが通例だったが、NGT48は新潟市歴史博物館みなとぴあ前の広場で開催。県鳥のトキをモチーフにした白と赤の衣装に身を包んだメンバー26人が、初めて一般客の前に登場した。

 地道な基盤固めは身を結び、地元企業とのタイアップも徐々に決定。新潟を拠点とする第四銀行をはじめ、栗山米菓、一正蒲鉾、菊水酒造といった地元企業、さらにマクドナルドなどのナショナルブランドとも県内限定商品を開発し、「多い時期には約30社とのタイアップが進行していた」という。さらに、FM新潟の『NGT48のみんな神対応!! ラジオあくしゅ会!!』(15年10月~)など、劇場オープン前から地元メディアでの冠番組もスタート。県内各地でイベントも積極的に展開していった。


 一方、メンバー選考や育成では「最強の1期生」にこだわった。「以前支配人を務めたSKE48では、松井珠理奈、松井玲奈(15年8月卒業)を中心に1期生の存在感がすごかった。グループの屋台骨となる1期生がしっかりすれば、後の世代にも受け継がれる」との思いからだったという。

 そこで豊富な経験を持つ北原里英、柏木由紀(AKB48と兼任)が加わったほか、オーディションでは「成長が速いだろうとの判断」から中高生を中心に採用。今では小学生が入る姉妹グループも少なくないなか、NGT48は18.1歳と、デビュー時の平均年齢はAKB48グループで最も高くなった。

 「最強の1期生を作る」という視点は、正規メンバー以外にも向けられている。AKB48グループの劇場公演は16人でのステージが基本形だが、NGT48は唯一、アンコールで研究生も登場。逆に正規メンバーが手伝い、10人しかいない「研究生公演」も実現している。キャプテンの北原も「ラジオ番組では研究生のみんなにも出番を回してくれている」と言うように、NGT48では1期生26人全員の底上げを強く意図してきた。

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最終更新:5/30(火) 7:47
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