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綾野剛「地獄のような現場だったからね……(笑)」

5/26(金) 7:00配信

文春オンライン

 5月15日、映画『武曲 MUKOKU』の完成披露舞台挨拶がよみうり大手町ホールで行われ、主演の綾野剛をはじめ、村上虹郎、前田敦子、風吹ジュン、小林薫、柄本明ら主要キャストと熊切和嘉監督が勢揃いした。

「映画史に残る」と絶賛

 原作は芥川賞作家・藤沢周氏の同名小説。警察官であった父・将造に厳しく鍛えられた主人公・研吾は剣の道で才能を発揮しながらも、父とのある一件から人生を見失い、どん底の生活を送っていた。そんな研吾の前にあらわれたのが、ラップに熱中する高校生・融。この融こそ、本人も気づかない恐るべき剣の才能の持ち主であった。運命に導かれるように交錯する2人の人生は、ついに宿命の対決へと向かう――。主人公の研吾を綾野剛が、高校生の融を村上虹郎が演じた。

 多くの関係者が「映画史に残る」と絶賛した、十分にも及ぶ決闘シーンなど、見所満載の今作。撮影をふりかえり、各キャストからは様々なエピソードが披露された。

完全にアスリートの精神状態で現場に突入

綾野 「熊切監督とは5年前に一度ご一緒させていただいていて、その時は、熊切組に入れる喜びが強く出すぎてしまい、現場では地に足がついていないような状態だった。『次が許されるなら、また一緒に撮影をやりたい』と思っていましたし、その間、僕も自分の鮮度を高めて、最高の素材として現場に突入できるようにと思っていました。

 今回はインする前に2カ月間しっかり時間が取れたので、剣道の練習はもちろん、肉体的なトレーニングも含めて、フィジカル面を非常に強く意識し、完全にアスリートの精神状態で現場に突入できた。撮影前はトレーニングをしていたので、アルコールを絶っていた。そのフラストレーションみたいなものが作品の中で活かされるといいなと思っていたのを覚えています(笑)」

村上虹郎の出演は綾野剛の“企て”?

 そんな綾野に薦められ、原作を手にしたという村上。

村上 「作品に入る前、綾野さんから『武曲って原作読んでみな』って言われて。(当時)ドラマの撮影中だったんですけど、僕のドラマの撮影が終わるのを待って、僕をこの役に起用してくれたそうなんです。

 アクションシーンはですね、雨と風と墨が降ってきます。下もドロドロの中、男が2人ぐちゃぐちゃになって斬りあってる……。でも楽しかったです! ちょこちょこ怪我するんですけど、剛さんが誰よりも早く『はい、アイシング!』って声かけてくれて。『こんなに頼りになる人いるんだ! しかも俳優さんだ!』って思ってました(笑)」

綾野 「地獄のような現場だったからね……(笑)。あと、実は、薦めたっていうよりはむしろ、半分以上企てていて。僕は脚本も読んでいたし、映画化のことも知っていたんですが、虹郎は知らなかったんですね。だから『武曲っていう作品があって融っていう人物が出てくるんだけど、この人物はすごく虹郎に合ってると思うな~。 読む?』って薦めたんです。そしたら、案の定、ひっかかってくれて。『やりたいっす、自分』っていう返事を聞いて、これは大丈夫だなと」

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最終更新:5/26(金) 9:33
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