ここから本文です

実用的文章においては「新聞記事のような文章」はNG? 文章を読みやすくする接続詞の重要性

5/26(金) 8:10配信

ライフハッカー[日本版]

『文章が一瞬でロジカルになる接続詞の使い方』(吉岡友治著、草思社)の著者は、駿台予備学校、代々木ゼミナール講師を経て、現在はインターネット講座「VOCABOW小論術」の校長を務める人物。本書の冒頭では、テーマとなっている接続詞について次のように述べています。

「接続詞」とは別名「つなぎことば」と言われます。前の文と後の文の関係を明確にして、文章の流れを整える役目ですね。名詞とか動詞のように、内容を直接表す言葉ではないので、今までは、どちらかと言えば、補助的な要素とみなされて軽視される傾向がありました。しかし、実は、自分の述べたいメッセージを、正確で効率的に、わかりやすく伝えるのに欠かせない言葉でもあるのです。(「はじめに」より)

接続詞を正確に使えるようになれば、文章の洗練度を確実に向上させられると著者は記しています。なぜなら文章の内容に関わらないだけに、いいたいことをあまり変えなくても、よりクリアないい方に直せるから。それどころか、接続詞を変えるだけで、目の前にある文章の「どこが述べたりないのか」「どこが余計な記述なのか」も自然に見えてくるのだといいます。

つまり決して補助的な要素ではなく、文章の流れと構造、その意味内容までを決定する大切な要素だということ。そこで本書では、主要な接続詞を取り上げ、例文を交え、その意味と用法の違いを解説しているわけです。

きょうは第1章「接続詞の役割は何だろう?」に焦点を当て、接続詞の基本を確認してみましょう。

接続詞は「無駄な穴埋め言葉」ではない

接続詞は、前の文と後の文をつなぐための言葉で、代表的なものは「そして」「しかし」「だから」など。国語の試験などでは、接続詞の穴埋め問題もよく出題されます。たとえば次の例題は、3つの文から成り立っています。文1.と文2.の間、文2.と文3.の間に接続詞が入るわけです。

【例題】



1. 神社には鏡や珠や剣が祀られています。

2.[ A ]それらは、仏教寺院にある仏や菩薩、観音などの「ご本尊」とはちょっと性格が違います。

3.[ B ] 鏡や珠や剣は、神々や神霊が一時的に憑依するためのご神体であり、神そのものの具象的な表現ではないからです。


問:空欄[ A ] [ B ]の中に入る言葉を次から選び、記号で書きなさい。

ア そして

イ なぜなら

ウ また

エ したがって

オ たとえば

カ しかし

(16ページより)

[ A ]にはカの「しかし」、[ B ]にはイ「なぜなら」が入るわけです。まず[ A ]の前の文1.では「神社」の話をしているのですが、文2.で話題になっているのは仏教のお寺。神社とお寺は似たような感じですが、文2.の末尾に「性格が違います」とあります。

そのため「似たような感じ」とは反対の意味の言葉に結びつけられ、ちょっと意外な展開になっています。だから「しかし」という逆説=反対の内容を表す言葉が入るということ。

一方、文3.の最後には「…からです」とあり、文3.は直前の文2.の理由になっています。そのため[ B ]には「なぜなら」という理由を表す接続詞が入ることになります。

それぞれの接続詞には特有の表す意味があり、前後の文の内容に従って、真ん中でつなげるのが「接続詞」という種類の言葉。

[接続詞] = [特有の意味がある]+[前後の内容に対応する]

(18ページより)

つまり接続詞の働きは、このような式でまとめることができるのだと著者はいいます。(16ページより)

1/2ページ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

ライフハッカー[日本版]

株式会社メディアジーン

毎日更新中

ガジェットなどを駆使し、スマートに楽しむ仕事術「Lifehack」。「ライフハッカー[日本版]」では、その言葉を広義に捉え、生活全般に役立つライフハック情報を日々お届けします。