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「We have to live, life goes on.」シリア難民、混迷の中でも

5/26(金) 18:37配信

オルタナ

「We have to live, life goes on.(それでも生きなければいけない)」。トルコでシリア難民の支援活動を行うAAR Japan[難民を助ける会](以下、AAR)の五味さおりさんは、よく彼/彼女から耳にする言葉としてこの言葉を挙げる。難民は急に言語も文化も異なる国へ移動させられ、職を失い、母国に帰れる目処も立たないなか暮らしている。混迷の中で活動する五味さんに国際協力への思いを聞いた。(聞き手・Readyfor支局=吉田 梨乃)

――五味さんが、国際協力の業界で働こうと思ったきっかけを教えてください。

五味:私は大学を卒業するまでの間アメリカで生活していたので、多様な人種に囲まれた環境で幼少期を過ごしていました。しかし、その中で日本人としての発言力や存在感が低いということに気がつきました。

そのことがきっかけで、自分の英語力を生かし、日本人として海外で仕事をしたいと思うようになりました。昔から「人の役に立ちたい」という思いが強く、警察官やレスキュー隊員などの職種にも憧れがありました。

そんな私の初めての国際協力との出合いは、大学時代に参加したカンボジアの孤児院での1カ月のボランティアです。これらの想いと経験が合わさって、自分の英語力を生かしながら人の役に立つことができる仕事は何か、ということを考えたときに、これが私のやりたいことだと思いました。そして、国際協力という道へ進むことを決めました。

とは言え、社会人として最初から国際協力の道に進むのは心理的なハードルが高かったので、まずは日本で仕事をしたいと考え、新卒で広告代理店に就職しました。そこで社会人としての能力をつけた後に、3年で退職を決め、AARに入職しました。

AARを選んだ理由は「日本人」として、海外で活躍したいと思っていたので、日本の団体に所属したかったからです。AARは国内のNGOとしても歴史が長く、幅広いフィールドで活躍している団体だったので、ノウハウが蓄積されていると考え、入職することを決意しました。

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最終更新:6/1(木) 19:09
オルタナ

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