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Googleのアドブロックに関する「陰謀説」の読み解き方

5/26(金) 8:10配信

DIGIDAY[日本版]

世間は、GoogleがChromeブラウザにアドブロックを実装するというウワサでもちきりだ。Web環境整備への期待から、ライバルたちでさえGoogleを支持している一方で、その隠された動機についてもささやかれている。忘れてはいけないのは、Googleが我々からさらに搾取しようとしている場合も、大いに考えられることだ。以下で詳しく、説明しよう。

Googleは広告事業を強固なものにしようとしている。もっともわかりやすい見方は、Googleのアドブロックの動きの目的は、最終的に同社の広告事業へもっと資金を呼び込むことにあり、それを(アドブロックのない)テキスト形式の検索連動型広告によって、主に担おうとしているというものだ。

「彼らにとって、ここでの長期的な策略は、検索とアドワーズ(AdWords)にもっと金を呼び込むことにある。彼らはWebの世界で良き一市民でありたいと願っているというのが、私の理解だ。しかし、結局のところ、彼らは株式を公開している企業だ。表示できる広告の種類を減らす場合、ブロックする広告の種類は、彼らがもともと扱う予定がないものであるということだ」と、検索連動型広告でGoogleと競合しているイェールドボット(Yieldbot)のCEO、ジョナサン・メンデス氏はいう。

Googleは人気のあるアドブロックソフト、アドブロックプラス(AdblockPlus)の有料サービスをすでに利用。アドブロックプラスの「Acceptable Ads(控えめな広告)」プログラムへGoogleのサイトをホワイトリストに追加している。もうひとつの見方は、Googleは遅かれ早かれアドブロックプラスが行っているように、ブロックされた広告を許可するための課金サービス、または広告承認プロセスを迅速化するために、有料プレミアムサービスを用意するのではないかというものだ。

動画広告競争を一掃する。

関連して、Googleは動画広告競争を一掃しようとしているという別の見方もある。WSJ(ウォールストリート・ジャーナル)によると、ブロックされる広告フォーマットは、(Googleがサポートしている)「Coalition for Better Ads(良い広告のための連合)」によって特定されるものになるという。アドブロックを誘引する可能性がもっとも高い、音声つきの自動再生動画広告だ。パブリッシャーや広告主は、ほかの動画広告が最終的にブロックされることを懸念して、Googleが所有するYouTubeプレーヤーと広告に集まることになるだろうと、批評家たちは考えている。それらについては、Googleがブロックする心配はないからだ。

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