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お金を払ってでも学びたい昼寝の極意とは?フィットネスクラブのお昼寝エクササイズ「Napercise」

5/26(金) 7:20配信

@DIME

公私にわたって息つく間もなくストレスに満ちた現代、十分な睡眠を取っているといえる人が何人いるだろうか。特に、手のかかる子供を持つ世代にとっては、お昼寝など贅沢中の贅沢だ。

【写真】お金を払ってでも学びたい昼寝の極意とは?フィットネスクラブのお昼寝エクササイズ「Napercise」

英国および欧州でフィットネスクラブを展開するDavid Lloyd Clubは、英国で初めて「お昼寝エクササイズ」を導入した。毎日の生活に疲れ果てた親世代を対象に提供される「Napercise」(Nap=お昼寝 + Excercise=エクササイズ)と呼ばれる新たなセッションは、精神を活性化させ、気分を改善し、余分なカロリーを燃やすために科学的に設計されている。15分の筋肉緩和ストレッチの後、ベッドの上で45分間寝る以外、何もやることはないトレーニングだ。

スタジオには バイクの代わりにシングルベッドが並び、アップビートのトレーニング曲はヒーリングサウンドに切り替えられ、催眠セッションに最適な環境が作り出されている。スタジオの温度も、睡眠中にカロリー燃焼を促進するレベルまで下げられる。受講者はアイマスクをつけてベッドの上で丸くなり、午後のひとときを昼寝に集中して元気を回復し、その日の仕事に戻っていく。

昼寝が健康にもたらす効能は、米ペンシルベニア大学や米カリフォルニア大学などが研究を進めている。Naperciseは、心身の回復促進、不安やストレスの緩和、気分の改善など、科学的にも観察される昼寝の効能のメカニズムに基づいて開発されている。

睡眠の専門家で不眠症クリニックの創始者であるキャサリン・ピンクハム(Kathryn Pinkham)氏は、睡眠の重要性を強調する。「睡眠は現代人が認識しているよりもはるかに重要です。疲れや集中力の欠如などの短期的な現象に注目が集まりがちですが、長期的に心身 の健康に及ぼす影響も侮れません。睡眠不足は、不安やうつ病を発症するリスクを高めるうえに、定期的に運動するエネルギーも奪ってしまう。食事もおろそかになり、長期的には健康を害する結果となるのです」

同クラブでは、英国に蔓延する「疲労病」の現状を暴く調査結果を受け、「お昼寝エクササイズ」の創設にいたった、という。

0歳~18歳の子供を持つ1000人を対象に今年4月に実施された調査によれば、86%が慢性的な疲労に苦しみ、26%は睡眠時間が5時間に満たない。睡眠不足の最大の理由はストレスと不安(43%)で、乳児や幼児の育児(26%)、長時間労働(17%)と続く。

睡眠不足のせいで日々の仕事を効果的に遂行できない、と70%が告白し、マイナス効果は歴然としている。 19%が職場でひと眠りしたことがあり、11%が運転中に居眠りしそうになり、5%が子供を学校に迎えに行くことさえ忘れてしまったとなれば事態は深刻で、「お昼寝エクササイズ」の存在意義は納得できる。

The Huffington Post(2017年4月28日付記事)によれば、4月末にロンドン郊外のクラブで無料体験を実施したところ100人を超える応募者が殺到、大好評を博し、全クラブへの導入も視野に入れているそうだ。「昼寝くらい家でもできるのに」なんて意見もあるが、家ではつい家事や仕事をしてしまうもの。10分程度のヨガの瞑想タイムでもスタジオに何人ものイビキが響くくらいだから、フィットネスクラブでのお昼寝はたしかに質が違うのかもしれない。

文/三崎由美子

@DIME編集部

最終更新:5/26(金) 7:20
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