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2017年の米国株式市場の値動きと上がる銘柄を予測!米国株のプロ2人が注目する「3つのトピック」と、それらのトピックに関連する狙い目の銘柄を紹介!

5/26(金) 21:20配信

ダイヤモンド・ザイ

 2017年の米国の株式市場の予測と上がる米国株を紹介! 

 米国株の好調が続いているが、最近ではトランプ政権の求心力低下への懸念など、リスクも取りざたされている。はたして、米国株は今後どこまで上がるのか? 

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 ダイヤモンド・ザイ7月号では、「世界最強の米国株はどこまで上がる? 」と題した特集を掲載。プロが見た2017年末までの米国株の見通しや注目トピック&絶好調セクターの銘柄、そして急成長中&高配当でおすすめの今こそ買いの8銘柄を紹介している。ここでは米国株の今後の見通しと、注目のトピック&絶好調セクターのおすすめ銘柄を抜粋して紹介しよう。

米国株の今後を米国在住のプロ2人が分析!夏場まで株価は調整局面、10月から上昇の可能性も

 米国株の好調が続いている。2017年5月24日時点で、NYダウは最高値近辺の2万937ドル、ナスダックは最高値の6138ポイントと絶好調だ。しかし、コンテクスチュアル・インベストメンツLLCの広瀬隆雄さんは、今後は年末まで株価の調整が続くと見ている。

 「トランプ大統領当選後に株価が上昇した理由は、5兆ドルとも言われる大型減税への期待です。しかし、ヘルスケアプランの頓挫や、当初8月に成立すると見られていた税制改正法案の成立も、早くて年内と先延ばしになりそう。さらに、FRB(連邦準備制度理事会)の利上げ決定後に、若干ですが経済指標が勢いを失う様子も。また、10年物米国債の利回りは2016年3月から上昇基調でしたが、2017年に入って低下しています。これは景気失速を示唆する動きで、NYダウのPERも18倍と、過去数年の平均14~16倍と比べると高いため、今後は株価調整の可能性があります」(広瀬さん)

 さらに、米国のマンハッタン・グローバル・フィナンシャルの森崇さんも、7~10月は株価が調整すると予測する。

 「トランプ政権の求心力の低下が見られ、中国との関係も、今秋開催予定の共産党全国代表大会が終われば、貿易摩擦が強まる可能性があります。さらに、6月の英国の選挙や7月に多額の国債償還が予定されているギリシャのデフォルトの可能性など、リスク要因が多い。2017年1~3月期に続き、4~6月期の米国の企業業績は好調が予想されていますが、その決算発表が終わる7月頃には好材料の出尽くしで、株価の調整が始まるでしょう」(森さん)

 しかし、森さんは10月頃から株価は再び上昇すると予測。

 「世界景気が好調で企業収益が改善し、設備投資が緩やかに持ち直す可能性がある点や、雇用者数の増勢持続で賃金が伸び、個人消費の回復傾向が続くはず。さらに、年後半には、減税やインフラ投資などの財政政策実施のメドが立ち、その影響で経済成長率が3%近くまで高まれば、株価も上昇トレンドへ転換するでしょう」(森さん)

 為替動向については、米国の株価調整が予測される局面では、「ドル安円高」になる可能性が高いとプロ2人は予測。共和党大統領誕生後はドル高が進みやすく、円高になっても森さんは「105円程度」と予測するが、広瀬さんは税制改正案次第では「100円もある」と見ている。

 しかし、株価調整も落ち着く年末には森さんは「115円」、広瀬さんは「120円」を予測しており、為替を考慮しても夏頃の調整局面を待つのがよさそうだ。

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10月号:8月21日(月)

定価730円(税込)