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レクサス・LCの開発に踏み出したきっかけとは?

5/26(金) 16:33配信

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2017年に最も注目を集めたクルマを挙げるなら、「レクサス・LC」ではないでしょうか?

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2012年のデトロイトショーでお披露目したコンセプトモデル「LF-LC」の姿をそのままに再現した妖艶なスタイルは、クルマに対する関心を問わず、また他の超一流ブランドのモデルと並べても、周囲の人の視線を独占してしまう魅力があふれています。

しかしながら、当初は開発の予定がなかったとのこと。では、それを現実のものにしようと決意した根底にあるものとは何だったのでしょうか?

当初はレクサスの目指す指針としての役割を担うだけだった「LF-LC」ですが、予想以上に反響が高くて……という事情があっただけでなく、遡ること2011年8月に開催されたペブルビーチでのミドルサイズセダン「GS」のワールドプレミアにおいて、この「LC」の開発に踏み切った原動力があったとチーフエンジニアの佐藤恒治氏は語ります。



「GS」といえば、いまやレクサスの顔でお馴染みのスピンドルグリルを初めて採用したほか、運動性能にもこだわった、「レクサスらしさ」を初めて前面に掲げたモデル。

ですが、海外ジャーナリストから「いいクルマにはなってきたけど、レクサスは本当にこのままでいいのか?」という痛烈な指摘を、第一歩を踏み出した矢先に受けて非常に悔しい思いを抱いたといいます。

しかしながら「LF-LC」の現実化には、数々の壁が立ちはだかっていました。

とくにクルマの土台となるプラットフォームは最たるもので、既存のものを使ってできあがったものは……という状況。

そんな状況と時を同じく進んでいたのが、新プラットフォーム「GA-L」の開発です。ただ、当初はそのカタチは具体的ではありませんでした。しかし、「LC」という明確な目標が定められたことで開発は加速。デザインを現実にするだけでなく、走行性能などの機能面のつくり込みも進められ、結果として「LC」は現実のものとなりました。



こうしてデザインの実写化ならぬ実車化が完了した「LC」。もちろん、走りの良さにもこだわっており、パワートレーンは燃費第一という印象を拭い去るために新たにマルチステージハイブリッドシステムを採用。動力分割機構の後段に4速ギヤを組み込むことで低速~高速にかけてハイブリッドの旨味を高めることに成功しています。また、クラフトマンシップが息づくインテリアも見どころです。



悔しさをバネに立ちはだかる困難を乗り越え、そして洗練も遂げた「LC」。すでに逆転劇は始まっています

(今 総一郎)

最終更新:5/26(金) 16:33
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