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ペアルックの闇「一心同体でないと感じるからこそのお揃い」

5/27(土) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 近頃、若者たちの間でひっそりと流行っているのがペアルックだ。結婚した神田沙也加(30才)と村田充(39才)は結婚披露パーティーで白青ボーダーのペアルックを披露。2015年には当時交際中だったきゃりーぱみゅぱみゅ(24才)とSEKAI NO OWARIのFukase(31才)がペアルックツーショットをSNSで公開した。

 仲がいいカップルの微笑ましい姿を切り取るペアルックだが、そこに潜む“陰”があるのも事実。心理学者の富田隆さんは、服装は心理学的に「仮面」なのだと語る。

「親の前では娘のお面、私であれば職場での教師としてのお面など、その場に応じてかぶりわける。それがユングのいうペルソナ=仮面です。ペアルックではカップルが同じ仮面をかぶること。制服と同じで、ふたりが一心同体であることを表しているのです」

 私たちは特別な絆で結ばれている──ある種の同調傾向のなかには分離不安の心理が隠れている。

「一心同体であることを願うということは、裏返せば、自分たちはそうではないことがわかっているんです。カップルは同じ仮面をかぶらなくても、つまり同じ服を着なくても、うまくいくときはうまくいく。一心同体じゃないと感じている人は、お揃いの服で補おうとする傾向があるんです。その同調がはた目には“ごっこ”に映って、『イタい』とこっけいに感じる人もいる」(富田さん)

 男性はペアルックを「恥ずかしい」「みっともない」などと受け入れ難い傾向にある。一方女性は、テレサ・テンが、“あなたの色に染められ”と歌ったように、服も一緒であることが、ある種の“安定剤”になる人も多い。

「ペアルックをしたいと願う女性を受け入れる男性は、愛情深い傾向にあると思います。彼女が喜んでくれるから、大切に思っているからのるんですから」(富田さん)

◆「一生貞操を守る」 当然の前提をわざわざ誓う危うさ

 カップル・コンサルタントの西郷理恵子さんは、ペアルックの心理として「独占欲」や「一体感」を挙げ、沙也加のブログにその一端をみたと語る。

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