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自分史を書くならまず考えたい基本の「6W2H」とは

5/27(土) 19:10配信

サライ.jp

写真・文/柳澤史樹(自分史活用アドバイザー)

ライフスタイルの変遷により、近年になって注目を浴びている「自分史」。それは、あなたが後世に伝えたいメッセージであり、ひとりの人間がこの世界に確実に存在したという証になります。

自分史づくりの第一歩「一枚自分史」書くポイント4つ

そんな自分史に気軽に取り組んでもらえるように始めたのがこの「気軽に書ける自分史講座」です。

第1回目の「自分史づくりの第一歩「一枚自分史」書くポイント4つ」では、1枚の写真をもとにストーリーを書き起こしてみる「一枚自分史」をご紹介しました。自分史作成の第一歩としては、オススメの手法です。

ただしせっかく人に読んでもらうのですから、作品としての基本は押さえておきましょう。そこで今日は、もう少し長い自分史を書くうえで必要な「6W2H」の基本フレームワークについてお伝えします。

■自分史のプランづくりに不可欠な「6W2H」とは

自分史を作るにはそれなりの時間と労力が必要。そのモチベーションを向上させ維持するためには、この「6W2H」に基づいたプランを作成することが重要になります。

実はこれ、まさにプロの作家を世に出す編集者の作業なのです。ぜひ楽しみながら考えてみてください。

【Why】なぜつくるのか?

まずは自分史を書く【目的】をハッキリさせることが重要です。自分史が完成するまでのモチベーションを保つためにも、なぜ自分史を書こうと思い立ったのか、あらためて考えてみてください。

それは作品の制作開始から完成まで、あなたをサポートしてくれる大事な動機になりますし、周りの人にそれを伝えることは、自分史を書くというチャレンジへの理解をしてもらううえでも必要なことです。

【WHAT】どんなスタイルで?

一般的には文章が中心となりますが、最近では動画、絵やイラスト、写真の作品集、コラムとの合体型など、さまざまなスタイルの自分史も増えてきています。

書籍であっても、本のサイズやデザイン、装丁などによって、全く違うものに仕上がります。このあたりの「スタイル決め」はみなさん一番の悩みどころかもしれません。悩んだら、どうぞお気軽に「自分史活用アドバイザー」など詳しい人に相談してみてくださいね。

【WHOM】誰に読んでもらうの?

読み手によって、文章の書き方は当然変わってきますよね。読んでもらいたい読者は誰なのかをハッキリさせることで、その人に届けるつもりで自分史を書くと、質の高い作品になります。

【WHEN】どんなスケジュールで進める?

思いつきで始めるのもいいのですが、やはり作品制作ですから、始まりと終わりを線引きして取り掛かるべき。いつから始め、いつまでに完成させるのか。なぜその期間で完成させたいのか。そこに理由があれば、それがモチベーションになります。

またプロに制作・編集代行を依頼する場合には、このスケジューリングと現実的な工数が想定できないと依頼するのは困難なので、注意が必要です。

【WHO】誰が書く?

自分史の制作においては、プロのライターを雇うという選択肢もあります。また「準備して書く」を繰り返すのではなく、準備はできるだけしておいて、書くときは書くという作業に専念するべきなのです。

文章を書くのが苦手という人は、書く作業だけを誰かに依頼することも大いにアリです。ただその場合は、書き手に資料を提供したり、インタビューに応じる必要があります。

【WHERE】どこでつくる?

もし制作を外部に頼むのであれば、どの会社に頼むのか。知人などの場合なら作業はどこで行うのか。人に依頼する場合は制作費用にも直結しますので、事前にすり合わせておきましょう。

【HOW TO】どんな方法で?

これは自分史を制作するための作業体制について。誰に何を頼むのか、どこまで自分でやるのかの作業分担です。

あえて原稿は手書きが良いという方もいれば、入力だけ誰かに頼むという人など様々です。また執筆者以外に編集者をいれることもオススメです。

【HOW MUCH】費用はどうする?

これがまさに難しいところ。一言で言えば「ピンからキリまで」というのが正直なところです。出版だけをとっても、制作費には、ライティング、編集、デザイン、印刷費などがかかり、やはりクオリティ相応にコストが高くなるのは否めません。

重要なのは編集にかかる費用。編集者の立場としては、値段によって力の入れ具合や作業時間を変えられるわけではないので、ここはしっかりと決めておきたいですね。

*  *  *

以上、自分史作成の入り口となる「6W2H」のフレームワークについてお伝えしました。

世界でたった一つの作品を世の中に出すわけですから、それなりに計画をしっかり立てて望んでもらい、素晴らしい作品を残してもらいたいなと思います。


※自分史作成について相談してみたいと思われた方のために、自分史活用推進協議会の「無料相談受付」があります。ご活用ください。>>「自分史活用推進協議会」

写真・文/柳澤史樹
フリーライター/ 自分史アドバイザー。歴史を楽しむ情報サイトや企業ファンサイトのマネージメント、ビジネスコンセプトやコピーの執筆、多数の著名人取材などの他、現在は一般社団法人 自分史活用推進協議会認定 自分史活用アドバイザーとして、個人の軌跡を残す「自分史」を活動の軸とする。2016年暮れ、地元横浜から相模原市緑区へ引越し、農的暮らしと執筆生活の両立へシフトチェンジ中。

最終更新:5/27(土) 19:10
サライ.jp