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狭いコースに幅広マシン、「発射台」も登場。今年のモナコは一触即発

5/27(土) 11:31配信

webスポルティーバ

 世界でもっとも華やかで洗練された街のひとつに数えられるモナコが、この週末だけはもっとも危険な街へと表情を一変させる。もちろん、それはモンテカルロ市街地サーキットの上だけ、そしてそこを走る20名のドライバーたちだけにとってのことだ。

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 モナコの住民でもあるルイス・ハミルトンはこう語る。

「僕はここに住んでいるからこの景色はよく見ているし、自分のクルマやバイクで走ることもある。そのたびに、ここを時速320km/hで走るなんて信じられない気分になるよ。たった20人だけがそれを許されるんだ。とてもクールだよね!」

 今年は技術レギュレーションが変わり、F1マシンのスピードは格段に速くなった。車幅タイヤ幅もワイド化している。ただでさえドライバーの真価が問われる難コースのモナコが、今年はさらに鋭い牙を剥くことになるのだ。

 木曜日のフリー走行で走り始めてすぐに、プールサイドの高速シケインでガードレールにタイヤをこすりつけながら走るドライバーが何人もいた。彼らに言わせれば、今までの感覚で飛び込んでいくとそうなるのだという。マシンが200mmワイドになった影響だ。

 開幕5戦のパフォーマンスから、モナコでは優勝候補の最右翼と目されているのがフェラーリのセバスチャン・ベッテルだ。彼自身、「5戦とも勝っていてもおかしくなかった」と序盤戦を振り返り、モナコにも自信を見せている。

「クルマがワイドになってもそのぶんコースを広くしてはくれないから(苦笑)、今年はコースが狭くなるよね。他のサーキットではクルマの幅広さを感じたことはなかったけど、もともとものすごく狭いヘアピンやシケイン、ラスカスなんかはどうなるか要チェックだった。午前中は何度かウォールにタッチしてしまったし、少しワイルドすぎたかもしれないけど、午後にはうまく走れたよ」

 ベッテルいわく、モナコを速く走るための秘訣は”自信”なのだという。

「モンテカルロはとにかく、いかに自信を持って走れるかが重要なんだ。クルマを信頼し、リズムを掴んで限界まで攻めることが重要だ。道具は揃っている。あとは正しいセットアップを見つけられるか、それは僕ら自身にかかっているんだ」

 このモナコGPでフェルナンド・アロンソの代役として1戦限りの現役復帰を果たし、昨年の11月以来、実に半年ぶりにF1マシンに乗り込んだジェンソン・バトンは、初めて体験する2017年型マシンのスピードに、まだ自信を持って攻め切れていないという。

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