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“デリケートゾーンケア先進国”に学ぶ粘膜美容。この夏は“乾かない女”に。

5/27(土) 22:10配信

VOGUE JAPAN

粘液力は免疫力。ヘルシーボディに粘りは不可欠。

粘液がたっぷりと分泌されている健康な粘膜は、免疫力が十分に備わっている証拠でもあるとのこと。“デリケートゾーンケア先進国”、フランスの事情も踏まえて粘膜美容に迫る。

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美容感度が高い人でも、“美しい粘膜”と言われてピンと来る人はそう多くはないかもしれない。そもそも粘膜とは何か、というところから見直してみよう。

粘膜とは、外界とつながっている中空性器官の内面をおおう膜のこと。眼球やまぶた、口、鼻、気管、胃、腸、性器といった具合に、私たちの体にはたくさんの粘膜がある。そして、粘膜では粘液が分泌され、表面はいつも濡れたように覆われているはずなのだが、健康状態が悪いと粘膜は乾燥してしまう。

「例えば目をぎゅーっとつむりたくなったり、目をパチパチとまばたきしてみて、うるおいを感じなかったら粘膜が乾いている可能性があります。」と話す、植物療法士の森田敦子さん。

そして、ある粘膜、この場合は白目の粘膜が乾いていたら、それは口や性器など、体のすべての粘膜が乾いている可能性があると続ける。つまり、ドライスキンならぬ“ドライ粘膜”になっているかもしれないのだ!

では、粘膜が乾くとどんなことが起こるのだろうか?
「鼻水や涙の働きを見れば分かりやすいと思いますが、粘液は異物や汚れの侵入を防ぎ、入ってしまったら体から押し出すためのもの。粘膜が健康な状態でないと、“外敵”が簡単に体内に侵入してきてしまい、免疫力が低下して風邪などを引きやすくなってしまいます。粘液力は免疫力とイコールだと言えると思います」

特にデリケートゾーンの粘膜に注目すべし。

聞き慣れないように思うが、粘膜力=免疫力というのは、森田さんが植物薬理学を学ぶために留学したフランスでは、常識だそう。

「フランスのデパートのプランタン・パリで、『女性の免疫力を高めて夏を楽しもう!』と題して、大人のおもちゃを売っているのを見たことがあるくらいです」

つまり、宣伝文句には「この夏はセックスなどの快感で膣粘液の分泌量を増やそう。それは免疫力をアップさせることにもつながるのだし」という意味が込められているわけだが、日本ではまったく伝わらないメッセージ。フランスに比べると、やはり日本は性に関してオープンでない? ともあれ、粘膜と免疫力がつながっていると知ることは、ヘルシーな毎日を送るために有益なことではないだろうか。

さらに、「粘液の質が良いと、白髪が減って髪にツヤが出たり美肌になるなども期待できます」と、森田さんはその美容効果にも注目する。

体にいくつかある粘膜のなかでも、森田さんが特に女性に大切にしてほしいと話すのは、デリケートゾーンだ。相手の白目の粘膜の乾き具合をチェックする方法は先に紹介したが、自分の乾燥度を調べるのは膣がいちばんチェックしやすい、というのが理由のひとつ。

「調べ方としては、 膣へ指を入れてから出し、粘液がどのくらい伸びるかを確認。約10cm以上長く糸を引き、重力に負けないほどの粘度があれば問題ありません。 また、匂いはあまりないか、少し酸っぱいくらいならOK」

もちろん生理周期によって粘液の状態は変わる。基礎体温のように、1ヶ月ほど粘度の様子を見てノートなどに記録を残してみるのもおすすめだ。

そんなところチェックなんて恥ずかしい……と思ってしまうかもしれないが、「フランスの女性にとって、自分で膣のチェックをしたりするのは当たり前のこと。日本の女性も、もっと気を配って欲しい」と森田さんは主張する。

フランス人は旅行をするときなどにも、シャンプーや石鹸とともに必ず膣を洗うためのセンシティブソープをもっていくそう。その努力の成果か、80歳や90歳になってもデリケートゾーンがきれいな人が多いのだとか。“膣周りもエイジレス”を目指して、今日からケアに励みたいところだ。

後半では、膣の粘液力を高めて“乾かない女”になるためのメソッドをお伝えする予定。引き続きチェックして。

Text: Kyoko Takahashi Editor: Rieko Kosai

最終更新:5/29(月) 12:30
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