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日本対イタリアのドローに透けた“談合” 日韓W杯やJ2最終節でも起きた利害一致の駆け引き

5/27(土) 23:11配信

Football ZONE web

2-2で迎えた後半30分以降、両チームともリスク冒さずブーイング

 グループリーグ最終節ならではの“両チームの駆け引き”が起きた。U-20日本代表は27日、U-20ワールドカップ(W杯)韓国大会第3戦イタリア戦で2-2の引き分けに持ち込み、グループ3位の上位4カ国に滑り込んで決勝トーナメント進出を確定させた。

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 MF堂安律(ガンバ大阪)の4人抜きドリブルシュートを含む2得点とともに注目されたのは、後半5分に2-2というスコアになって以降の試合展開だ。この時点で両チームが決勝トーナメント進出を果たせる状況となったが、その直後は両チームとも得点を狙う姿勢を見せた。しかし後半30分以降は徐々に両チームともリスクを冒さず、最後の数分間はイタリアが最終ラインでボールを回し続ける状況となり、会場からはブーイングも聞こえた。

 お互いが“ウィン・ウィン”の状況になる場合、往々にして終盤にこのような状況が生まれる。2002年の日韓W杯、イタリア対メキシコ戦ではメキシコのエースFWボルヘッティが先制ゴールを挙げたものの、後半40分に途中出場のイタリアFWデル・ピエロの同点ゴールが決まり1-1に。この時点で両チームとも決勝トーナメント進出の条件を満たしたため、最後はお互いに攻めない状況が続いた。

グループ3位通過でEURO優勝の例も

 また昨年のJ2リーグ最終節、北海道コンサドーレ札幌対ツエーゲン金沢でも似たような状況が起きている。最終節前の時点で首位・札幌は昇格プレーオフに回る2位清水、3位松本との勝ち点差3で、J2優勝ならびに自動昇格のためには勝ち点1を積み上げればいい状況だった。一方、同時点で最下位22位のJ3降格圏内だった金沢は、21位ギラヴァンツ北九州の状況次第で入れ替え戦に回れるチャンスがあった。

 そのなかで迎えた一戦はスコアレスのまま推移したが、北九州が0-2と敗色濃厚の状況に。また札幌も無理して攻める必要はない状況となり、終盤にお互いが攻めない展開となった。

 こういった展開を“談合”と表現することもあるが、そこまで積み重ねた勝ち点があったからこそ、という考え方もできる。ウルグアイやイタリアなど強豪には勝利できなかったものの、昨年の欧州選手権(EURO)ではグループ3位通過のポルトガルが悲願の初優勝を果たしたケースがある。それだけに日本は一戦必勝の舞台で力を発揮できるかに注目が集まる。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:5/28(日) 8:32
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