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リボ払いのトラブル増加 知らずに1.5倍の支払いも

5/28(日) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 クレジットカードのリボルビング払い(リボ払い)に関するトラブルが増えている。気づかずにリボ払いを続けた結果、思いも寄らない手数料を負担していたという例は多い。カード会社は注意喚起しているが、消費者側もリボ払いについての正しい基礎知識を身につけておきたい。
 「リボ払い専用カードだとは気づかなかった」「リボ払いに設定されていることを認識していなかった」――。ここ数年、リボ払いに関する相談が増えている。国民生活センターによると2016年度の相談件数は806件と、さかのぼって比較できる07年度以降で最多となった。

 リボ払いは自分で設定した一定額を毎月、支払う方法だ。毎月一定額を支払う「定額」と残高の一定割合を支払う「定率」、支払額に手数料を上乗せする「元金」と支払額に手数料を含む「元利」から組み合わせて支払額を決めるのが基本だ。さらに、未払い残高が増えると支払額が増える「残高スライド」もある。

■支払い1.5倍の例も

 「翌月一括払い」や「ボーナス払い」と違い、リボ払いは月ごとの支払額が平準化する。「毎月の支払額を自由に設定できるので、利便性が高く需要は根強い」と説明するカード会社は多い。

 ただし、リボ払いはローンの金利に相当する手数料がかかる。未払い代金の残高に対し、カード会社によって異なるが、年率15%程度の手数料を会員が負担する。買い物代金と併せて口座から引き落とされるのが一般的だ。
 例えば6月に10万円の買い物をし、以後は毎月、元本1万円と手数料を支払うとしよう。10カ月後に元本を払い終えた時点で手数料を含めた支払額の合計は約10万7000円。買い物額より1割近く増える計算だ。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢氏は「手数料率や毎月の支払額などにもよるが、買い物額の1.5倍も支払うケースもある」と話す。


 リボ払いには大きく4種類あるが、注意すべきは「専用カード」と「事前登録型」だ。特に事前登録型の中にはあらかじめリボ払いに設定されているカードがあり、会員が気づかないままリボ払いを続けてしまうケースがある。
 カード各社は「店頭で選択したり、設定したりせずにリボ払いを利用したいというニーズに応えた」と説明。こうしたカードのなかには年会費を無料にしたり、利用額に応じてたまるポイントの付与率を通常のカードより高く設定したりして、「お得感」を売りにしている例がある。

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最終更新:5/28(日) 7:47
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