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ナースステーションが妙に静かな病院は「ブラック」かも

5/28(日) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 できることなら、医療ミスが起きにくい病院を選んでかかりたい。医療行為そのものよりも、医師や看護師など病院スタッフが過重労働を強いられている「ブラック病院」ほど医療ミスが発生するリスクが高まることが分かっている。患者として病院へ行ったとき、どんな点に注意を払えば、その病院がブラックかどうか判断できるのか、判断材料として看護師の様子に注目しよう。

■話かけてもナースが立ち止まらない

 常に看護師が忙しく走り回り、患者が話しかけても立ち止まらない病院には注意したい。現役看護師で作家の宮子あずさ氏がいう。

「緊急時以外に患者が声をかけても足を止めて話をしてくれない看護師は忙しすぎる。余裕がない労働環境で、過労に陥っている恐れがあります」

■ナースステーションが妙に静か

 ナースステーションを外側から見るのも、判断の目安となる。注視すべきは看護師に笑顔が見られるかどうかだ。

「笑い合いながら仕事ができるのは看護師の心に余裕がある証拠です。ナースステーションが会話に溢れているということは、看護師と医者の関係も良好である可能性が高い。逆にナースステーションが静かだと、看護師同士や医師との関係がうまく築けていない可能性があり、看護師が気付いた患者のちょっとした変化を医師と共有できなかったりする」(同前)

■病院内のレストランに看護師はいるか

「院内のレストランに看護師が少ないということは、十分な休憩時間が取れず、休憩室などで食事を掻き込んでいると考えられます。そうした病院の看護師は疲労の蓄積が激しくなります」(同前)

 このような状態が恒常化している病院では、本来医師の仕事をカバーするはずの看護師が役割を果たせず、医師の負担が増し、負の相互作用で医療ミスの危険が高まる。

 患者にとって医師以上に身近な存在だからこそ、看護師たちの環境は「患者が置かれる環境」に近いといえる。

※週刊ポスト2017年6月2日号