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ツアー予選落ち続きでも、石川遼は「これからが勝負」と前向きなわけ

5/28(日) 8:12配信

webスポルティーバ

WEEKLY TOUR REPORT
米ツアー・トピックス

 今季(2016-2017シーズン)、公傷制度の適用を受けてPGAツアーで戦っている石川遼(25歳)。出場できる試合数は20試合。ここまで15試合に参戦して、なかなか思うような結果は出せていない。残すところ5試合となって、シード保持へいよいよ正念場を迎えている。

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 先週は、テキサス州ダラスで開催されたAT&Tバイロン・ネルソン(5月18日~21日/TPCフォーシーズンズ・リゾート)に出場したが、初日に11番パー4で「8」を叩いたのが響いた。予選ラウンド2日間を終えて、通算4オーバー(91位タイ)。決勝トーナメント進出には2打及ばなかった。

 昨年10月に開幕した今シーズンだが、石川がこれまでに出場した15試合で獲得したフェデックスカップ・ポイントは、137ポイント(5月22日時点で150位)。自身の今季初戦となった昨年10月のCIMBクラシック(マレーシア)で、10位に入ったのが最高位となっている。以降、トップ10フィニッシュは一度もなく、直近6試合においては5試合で予選落ち。成績だけ見れば、非常に苦しい戦いを強いられているように見える。

 しかし、そんな状況にあっても、石川は少しずつ自身のゴルフに手応えをつかみ、「これからが勝負だと思う」と彼らしい前向きな姿勢を見せ、戦う気持ちは萎えていない。復調のきっかけをどこかでつかんで浮上しようと、毎試合全力で戦っている。

 では、残り5試合となった石川を待っている、今後のシナリオはどういったものか。

 石川は現在、2つのポイントレースを頭に入れて戦っている。ひとつは、公傷制度で出場できる20試合で、昨季125位のポイント(454ポイント)を超えること。それが実現できれば、20試合を超えても、今季の残り試合はそのままシード選手として出場できる。

 現在の獲得ポイントは「137」と記したが、これはあくまでも今季のポイント条件で加算されたもの。昨季と今季とでは獲得ポイントが微妙に変更になっているため、公傷制度による石川の獲得ポイントは昨季のものも採用されていて、実際は192ポイントとなる。ただ、それでも昨季125位のポイントを超えるには、残り5試合で262ポイントが必要となり、かなり厳しい状況だ。

 しかし、これはあくまでも今季を戦うためのポイントレース。石川が本当に必要としているのは、来季のシード権獲得である。それがもうひとつのポイントレースであり、石川にとっての”本命”だ。

 石川は、残り5試合で昨季の125位を超えることができなければ、以降の試合はまったく出場できなくなるのか? というと、決してそうとは限らない。残り5試合を消化して今季のシード権を失っても、推薦などを得られればそれ以上の試合出場は可能。メジャーやWGC(世界選手権シリーズ)の週に開催される”裏トーナメント”であれば、石川のランキングでも出場できる可能性は高まる。

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