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【貧困女子】12円のモヤシを食べる現実とセレブ風インスタ。女の賞味期限は27歳と自嘲する元タレント

5/28(日) 10:01配信

Suits-woman.jp

女性誌『Suits WOMAN』で注目を集めた「貧困女子」。これは普通の毎日を送っていたのに、気がつけば“貧困”と言われる状態になってしまった女性たちのエピソードです。

今回、お話を伺ったのは、現在、アルバイトをしている伊藤慶子さん(34歳)。手取りの月収は12万円で、東京都葛飾区の木造アパートが実家。区内の建設会社で事務をしている母親と一緒に住んでいるそうです。

慶子さんは一般的に女子力が高いタイプ。15年前にブームになった“エビちゃんOL”のような雰囲気です。黄色系の花柄のワンピースに、ベージュのバッグとパンプスには、それぞれリボンのモチーフが。スペードのマークが付いたブランドに、慶子さんが持っているものと似たデザインのものがあったことを思い出しました。

一般的に34歳というと、背中の全体に肉が付いたり、下半身にボリューム感が出たりする年頃です。しかし、慶子さんは体の線がとても細く、骨格が華奢。とはいえガリガリといった印象はありません。いったい何を食べているのかを伺いました。

「お金がないから、毎日、モヤシばかり食べています。格安スーパーに一袋12円のが売っていて、それをゆでたり、卵でとじたり。私、服とかメイクとか、習い事などには興味があるのですが、食べ物には興味がないかもしれません。前の仕事のときは、コンビニのごはんばかり食べていましたね。私、手作り料理が嫌いなんですよ。なんか味がしないし、生臭いし気持ち悪いから。だって手の垢とか、作った人の体液みたいなものが絶対に入っていますよね。それを言ったら、母は料理を作ってくれなくなりました(笑)。コンビニごはんなら安心。今はお金がないからコンビニご飯も買えないのですけれど、私は食べるものはどうでもいいんですが、交通費がなくなるのはホントに困ります」

仕事が嫌いになったのは、ブラックすぎるアパレル販売員の経験から

「お金ってあるところにはあるけれど、ないところにはない……」と語り続ける慶子さんに、前の仕事について、そして今の仕事について伺いました。

「今はほとんど働いていませんよ。昼は喫茶店でバイトして、夜の仕事も少々……。前の仕事がアパレルの販売ですっごくキツかったので、しばらく働きたくないと思って。前にやっていた販売は、大型スーパーのアパレル売り場にある、そこそこ有名なアパレルメーカーが運営するファストファッションみたいなブランド。でも、そのアパレルメーカーに雇われるのではなく、販売員を派遣する会社登録でした。月収は18万円くらいありましたね」

しかし、慶子さんが担当していたアパレルの売り場の撤退が決定し、クビになります。

「働いていた人全員がクビになりました。配置換えもあったけど、もう続けられないなと思って。他のメンバーは別会社に行ったみたいですけれどね。超薄給なのにすごいノルマがあって、雨が降る寒い日に、“Tシャツを100枚売れ!”とか指令が来て、達成できないと説教され続けて、なぜダメかを質問され続けるのが辛かったかな。でも、それも慣れちゃうんですよね。おしゃれの仕事は好きだけど、もういいかな……って思いました」

今までのキャリアについて伺いました。

「偏差値が超~低い短大出てから、14年になりますが、派遣とバイトの繰り返しでちゃんとした履歴書に書ける職歴はありません。そもそも、私はアイドルになりたかったんですよね。中学生や高校生の時、スカウトされに原宿や表参道、渋谷をおしゃれして友達と歩いていました。そうそう、雑誌の人には何回か声をかけられて撮影されたんですよ。でも、楽しみにしてその雑誌を開くと、いつも私が全然載っていなくて。載せないんだったら声をかけるんじゃねーっつーの、と思いました」

女性雑誌の読者スナップページは、表参道や代官山などで、そこそこかわいくておしゃれな子に声をかけて撮影します。しかし、誌面に掲載するにあたっては、撮った写真を並べ、編集部員で容姿、スタイル、着ている服のブランド、そして、その女性の“肩書き”などを総合して、高得点順に掲載が決まります。同じような容姿だったら、有名大学の学生を掲載しますし、英語ができるなど能力面も選考素材になります。きっと慶子さんは、その選からもれてしまったのでしょう。

「一応、事務所にも所属していたのですが、マイナーな雑誌のモデルとして出たし、テレビ番組のエキストラや再現VTRなどにもちょろっと出たかな。ノーギャラというのがほとんどでした。それでも注目されたくて、登録だけしていましたが、20代のうちはそれでもよかったですね。若かったし一応芸能人だったからモテるんですよ。けっこういい思いをしました。キー局の人や、経営者、一流企業のビジネスマンと合コンしたり、オゴってもらったり。デートもいっぱいしましたよ」

「女の賞味期限は27歳」と断言する慶子さん、転落後の7年間で起こったこととは……続編に続きます。

最終更新:5/28(日) 10:01
Suits-woman.jp

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