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「フレンズ」俳優、セクハラ撲滅プロジェクトに賭けた思い

5/28(日) 13:00配信

コスモポリタン

米ドラマ『フレンズ』で人気を博した俳優のデヴィッド・シュワイマーらによるセクハラ撲滅プロジェクト「#ThatsHarassment(それ、ハラスメントです)」については、先日お伝えしたとおり。

動画プロジェクト、「#ThatsHarassment(それ、ハラスメントです)」

その後、デヴィッド・シュワイマーと、元々の作品を作ったイスラエル系アメリカ人の女性ディレクターであるシーガル・アヴィン、クリエイティブ・ディレクターのマスダック・ラッシの3氏にコスモポリタン アメリカ版がインタビュー。彼らがこの動画製作に賭けた思いや、ハリウッドにおけるセクハラ事情、いつか娘と話したいことなどについて詳しく聞いてきました。

――これらの話はどこまで実話に基づいているのですか?

シーガル・アヴィン:最初に書いた脚本は私自身の実話に基づいています。『俳優編』の動画です(注:この動画は、クリステラ・アロンゾ演じる衣装係に対して、ノア・エメリッヒ演じる俳優が性器を出して誘い、性的な嫌がらせをするという内容)。これは18年前に若い脚本家だった私が、当時有名だったあるスターに会いに行ったときのことです。彼の家で座って、コーヒーを飲みながら作品について話していました。私がお手洗いに立ち、戻ってくると、部屋にはコーヒーがあって、一見さっきまでと同じ風景が広がっていました。あるものが彼のズボンから出ていたことを除いては。あの場面の「見てごらん、誰か君に挨拶しに来たよ」という台詞は、あの時の彼の言葉そのままです。奇妙な出来事だとわかってはいたのですが、それが非常に侮辱的なことであり、自分が性的な嫌がらせを受けたのだと理解するのに、数年かかりました。ショックだったのは、脚本を書くために机に向かうと、つい昨日の出来事のように彼の言葉を思い出したことです。

デヴィッド・シュワイマー:僕は母からセクハラの話を聞いて育ちました。僕の家族は全員セクハラに遭っています。ありがたいことに、6歳の娘を除いてね。僕の母がロー・スクール(法科大学院)に通っていた頃は、400人のうちの4人しか女性がいなかったそうです。彼女は70年代から90年代にかけて、カリフォルニアで若き女性弁護士として働いていました。ハラスメントの話は尽きません。でも、母に動画のリンクを送ると、初めてこう言ったんです。「お医者さんにセクハラを受けた話、したことあったかしら?」って(注:『医者編』では、シンシア・ニクソン演じる患者が、マイケル・ケリー演じる医者にセクハラを受ける)。僕はただ驚いて、「ううん」って感じで。姉も若い頃に医者にセクハラを受けたことがあったと言うんですが、それも初めて知りました。

これらの動画を製作する過程で、繰り返し自分をこの時代に生きる女性の立場に置くようにしました。いつも物のように見られて、ありとあらゆる方面で“格下“として扱われることに慣らされていて、男性よりも劣っていて、見かけが大事だと言われ続けているとしたら、多くの女性がハラスメントを受けてもそれを認識できないのは十分理解できます。男性が自動的に与えられるような尊重を受けたことがないのですから。

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最終更新:5/28(日) 13:00
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