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今観るべき!おすすめLGBT映画ベスト19

5/28(日) 17:10配信

ハーパーズ バザー・オンライン

レズビアンやゲイ、バイセクシュアル、服装倒錯などを扱った優れた作品は、そのコミュニティの転換点となった事がらを描いているだけではない。セクシャリティーに関するテーマは、多くの場合、ロマンスや苦悩、変化などにともなう喜びや痛み、混乱といった人生の豊かさとともに描かれる。落ち着いた静かなストーリーから政治的、画期的な作品まで、カルチャー的に影響を与えた19本のLGBT作品をご紹介。
週末の映画ウォッチリストに加えてみては。

【おすすめLGBT映画ベスト19】そのほかの作品

ボーイズ・ドント・クライ (1999年)

ネブラスカ州で実際に起きた、性同一障害のブランドン・ティーナ殺害事件を取り上げた本作の主役に女優のヒラリー・スワンクが起用されたことは大いに話題になった。けれど、性的倒錯を誠実に官能的に描くことで、ホモセクシャルや女性が男性らしく存在することについて一般の人が知るきっかけになったのは事実。良くも悪くも、そんな本作の効果はスワンクの演技によるところが大きく、ベスト映画のひとつに数えられている。

ウィークエンド (2011年)

HBOのドラマ『Looking』より前にアンドリュー・ハイが監督としてブレイクした作品で、現代のゲイのデートシーンの本質を描く。主人公がクラブで可愛い子と出会ってから、その後の48時間に明からさまでリアルな会話が繰り広げられる。本作の強みは、ゲイであろうとなかろうと、現代で恋に落ちるとはどういうことかをナチュラルに表現した観察力の細かさにある。真実味があるからこそ、本作を見ると、侵入されたような気になるのと同時に非常に親しみを覚える。特に、痛いほどビタースウィートなクライマックスに向かっていくにつれて、そう感じる。

タンジェリン (2015年)

本作のすばらしいところは、ジェンダーを扱ったところでもローファイな(すべてiPhone5sで撮影された)ところでもない。ロサンジェルスに住む性転換した2人の売春婦があえて悲劇に入っていってしまうことだ。陽気で、登場人物が演技しないで率直に愉快な作品に存在しているという事実はラジカル。監督のショーン・ベイカーは『トランスアメリカ』や『ダラス・バイヤーズ・クラブ』などの作品での残念なキャスティングを見事に修正した。本作は陽の当たる場所にいる2人の女性の物語。実際そんな風に感じられるところがすごい。

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ハーパーズ バザー

ハースト婦人画報社

2017年12月号
2017年10月20日発売

定価:700円

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