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親の金銭感覚がおかしくても、我が子にお金について教える方法

5/28(日) 11:10配信

ライフハッカー[日本版]

親であれば誰でも、我が子には自分よりいい人になってほしいと願っているでしょう。野菜を食べなさいと主張しながら子どもが寝た後にジャンクフードに手を伸ばしてみたり、自分は詰め物だらけの歯なのに子どもにはフロスをしなさいと言ったり、「許して忘れよ」なんて言い聞かせながら、20年も前に道を譲ってくれなかったおばさんの顔を思い出したり。


つまり、いい人で、寛大で、知識のある人になってほしいと願う親の真意は、「自分のようなヘマをやらかしてほしくない」という気持ちの表れなのです。そしてそれは、お金のことに関しても同じはないでしょうか。少なくとも私はそうです。

お金の問題からは抜け出せない

私はウェストバージニア州で生まれ、金銭感覚がカオスな家庭で育ちました。母は芸術家だったので、お金があるときとないときの差が激しかったのです。常に貧しかったわけではないけれど、私はいつの間にか、貧しい人の典型のような癖がついていました。つまり、お金があるとすぐに、心を満たすものに使ってしまうのです。なぜならそのお金は、すぐに消えてしまうものだから。次の日には消えてなくなってしまうと思うと、飲み物、たばこ、新しい服、旅行などに、今日中に使ってしまおうという気になるのが人間なのです。


それは明らかに悪循環であり、大人になってからの私は、自分の人生は失敗であり負け犬なんだという感覚が消えることがありませんでした。その後、ウェストバージニアからニューヨーク市に引っ越したとき、カルチャーショックを受けました。金銭的な「普通」って何なのでしょうか? 私の祖母はいつも、ジャムの瓶にスコッチを入れて、レストランに持ち込んでいました。飲食代を浮かすためです。でも、それが普通ではないことが、そのとき初めてわかったのです。


子どもが生まれると、負け犬生活から抜け出したいと思うようになりました。エキセントリックな環境で育った人の多くがそうであるように、子どもには「とにかく普通」な環境を作ってあげたいと思ったのです。夕飯は毎日決まった時間に食べる。ゲームやテレビの時間は制限をかける。学校に迎えに行くときは、必ず靴を履く。


いろいろな「普通」を試しましたが、お金の問題だけはどうにもなりませんでした。クレジットカードの請求は毎月ボディブローのように響き、老後や子どもの教育の資金について考えるだけで胸が締め付けられました。ボロボロになったカーペットの買い替えなど、ほんのちょっとしたお金の話でも恥と罪の波が押し寄せ、合理的な判断ができず、結局自分を満たすために買ってしまうのです。


そして昨年ついに、子育てにかかるコスト増と私の大学院入学というダブルパンチで、我が家の家計はにっちもさっちも行かなくなってしまいました。毎月の出費のことを考えるだけで動悸が激しくなるという状態でした。


子どもを持つと同時に、まるで「大人」というDVDの再生ボタンを押したように、身辺を整理し、安定した職に就き、食事習慣を見直し、お酒を減らす友達をたくさん見てきました。願わくば、私もその仲間になりたかった。でも、どんなにがんばって予算を組んでみても、老後の生活資金のための貯蓄についてリサーチをしてみても、結局当惑して諦めてしまう。そして、何かを買ってしまうのです。

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