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モノとの出会いは人生の集積。片山正通のデザイン愛に触れる展覧会。

5/28(日) 13:00配信

Casa BRUTUS.com

インテリアデザイナーの片山正通がこれまでに出会ったアイテム500点以上を展示する『片山正通的百科全書 Life is hard… Let’s go shopping』が〈東京オペラシティ アートギャラリー〉で開催中。「買い物は僕にとってカタルシス」と断言する片山に、本展の魅力を語ってもらいました。

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Q 本展で展示されているアイテムにはどういうものがありますか?

A 僕がこれまでインスピレーションを受けてきたものです。本やCDのようなマスプロダクツから、植物、骨董、家具、アートまで。ミーハーなものも、クラシックなものも、ガラクタもあります。ここにあるモノは僕の中ではすべて同列で、ヒエラルキーはありません。全て愛情を持ってコレクションしたもの。僕自身の仕事もさまざまな方向性があり、それが一つの特徴でもあるけれど、このコレクションを通じて、興味の対象が幅広くて境界を横断していることが伝えられたらと思います。

Q 今回は会場構成も手がけられました。ポイントを教えてください。

A まず、自分のコレクションをインテリアデザイナーの視点で見せるとどうなるかと考えました。膨大な数のモノがあるので、どう分類して、どう見せるのか、最後まで飽きずに見てもらえるにはどうしたらいいのか。ストーリーや動線を考えて、わくわくする場を作るということに注力しました。

たとえばアート作品を作家ごとにまとめるのは簡単だと思うんです。でも、僕は意識して特定の作家の作品だけを集めるコレクターではない。だから、持っているモノを1点ずつ写真にしてトランプのように並べて、編集するところからスタートしました。現代美術ギャラリー「TARO NASU」を主催するギャラリストの那須太郎さんにスーパーバイザーとして協力してもらい、作品のリストを一緒に見ていたら「人と動物のモチーフが多いですね」と指摘されたんです。そこから今回の展覧会のカテゴリーを構築していきました。一人の作家の作品があちこちの部屋に展示されていたりもするのですが、こういう並びにこそ僕らしさが出ているかな、と思います。

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最終更新:5/28(日) 13:00
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