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世界選手権29日開幕 平野美宇、48年ぶりVへ 中国の“そっくりさん”対策破れるか

5/28(日) 21:58配信

THE ANSWER

日本の17歳、アジア選手権で苦杯の王者中国が「打倒・平野」に本気の珍対策

 卓球の世界選手権(デュッセルドルフ)が28日(日本時間29日)に開幕する。日本勢にとって最大の注目は女子シングルスの平野美宇(エリートアカデミー)だ。4月のアジア選手権で史上最年少優勝。今度は世界女王へ、世界から熱視線が注がれているが、最大の敵となるのは中国勢だろう。アジア選手権で苦杯を舐めた卓球王国は「そっくりさん」を投入し、打倒・平野に本気になっている。

【動画】ITTF公式ツイッターで「電光石火」と紹介されたアジア選手権での平野美宇

 平野は4月に無錫で行われたアジア選手権で地元・中国の世界ランク1、2、5位を次々なぎ倒し、17歳でアジア女王に輝いた。大会当時、「彼女のテクニックは我々と比べて格段に上だった」と衝撃を受けた孔令輝ヘッドコーチは、こうも語っていた。

「ヒラノの強みに関して、我々は間違いなく研究しなければならない」

 その言葉通り、卓球王国は独自の方法で平野対策を進めている。

 国際卓球連盟(ITTF)公式サイトによると、代表チームの練習相手として23選手を招集。「女子中国代表にとって脅威となるプレースタイルを模倣するために選出された」と報じられており、ライバル選手を真似た“そっくりさん”を集め、非公開練習に励んだという。なかでも、仮想・平野で準備されたのは最多の4選手。いかに平野を警戒しているかが見て取れる。

反骨心を煽る珍練習も「傷口に塩を塗る行為だが、意欲を間違いなく高める」

 平野対策は“コピー”のみだけではない。さらに、反骨心を煽る珍練習を行っているという。

「これが中国の準備の全てではないのだ。アジア選手権で優勝したミウ・ヒラノのビデオは練習場でループ再生されている。傷口に塩を塗る行為だが、これはデュッセルドルフでメダルを確保しようとしているチームのモチベーションを間違いなく高める」

 記事では、このように紹介。アジア選手権で苦杯を舐めた映像をなんと練習中に繰り返して流し、意欲を高めているという。なんとも珍しい手法でアジア女王を倒しにかかっているが、それだけ中国が平野を最大限に警戒していることの裏返しでもある。

 アジア選手権では、ITTFも「ハリケーン・ヒラノ」「マーベラス・ミウ」と様々な異名で称賛していた平野。世界選手権ではシングルス、石川佳純(全農)とコンビを組むダブルスに出場する。ダブルスは29日(日本時間30日)、シングルスは30日(同31日)から幕を開ける。

 女子勢がシングルスで優勝すれば、48年ぶりの快挙となる。果たして、日本が誇る17歳の天才少女は中国が仕掛けた“平野包囲網”を打ち破り、世界女王の称号を手にすることはできるか。

ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer

最終更新:5/28(日) 21:58
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