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「男の愛情はあっさり憎しみに変わる」文筆家・鈴木涼美が日経記者時代の恋愛トラブルを語る

5/28(日) 16:00配信

週刊SPA!

社内恋愛自体は珍しくはないが、複数の男性と肉体関係を結ぶコがいたら職場はどうなってしまうのか。“ビバヒル恋愛村”的な友人関係が形成されるのか、はたまた男同士の醜い嫉妬がぶつかり合うのか。うらやましいようでうらやましくない、「肉食女子がいる職場」の内実とは?

◆男の愛情はあっさり憎しみに変わる

「私は、職場内の男性関係がもとでトラブルに巻き込まれたところもあります」

 そう語るのは文筆家の鈴木涼美氏。日経記者時代の乱倫模様を赤裸々に語ってもらった。

「会社員は上司に逆らってでも己の正義を貫く“社外評価重視型”と、仕事の内容よりも上司の機嫌を優先する“社内評価重視型”のどちらかを選択します。で、私はというと、仕事的には社外重視、肉体的には社内重視を貫く“面倒な社内行事や退屈な仕事に縛られることなく自由に動きつつ、社内評価も上げる”という少々小狡い生き方を選んだわけです」

 記者時代の5年半で、力になってくれそうな先輩や同業他社の男性などと逢瀬を重ねたという。

「同業他社の男性に誘われたら食事に行ってみたり、飲み会の席で自分のことを気に入っていそうな上司に何げなくボディタッチをしたこともあります。ただそのおかげで、会見に寝坊してもテープ起こしの原稿をもらえるとか、上司の叱責から庇ってくれるなど、私のミスやサボり癖をフォローしてくれるようになったのです」

 鈴木氏自身は「スーツを着た男がバリバリ仕事をしているとそれだけで輝いて見える」と屈託なく語るが、お堅い男社会のなかで、性のにおいを強烈に放つ鈴木氏の存在は危険分子だった。閉ざされたムラ社会が一気に『ビバリーヒルズ青春白書』状態に陥る。最終的には関係省庁や社内人事部を巻き込んだカオスと化したという。

「ことの発端は同業他社の女性記者の嫉妬からでした。『あの日経の鈴木とかいう女は将来有望な若手官僚を己の肉体で籠絡し、国家機密を入手している』なんて根も葉もない噂を事務次官に告げ口して……。数回食事をしたことがある同業他社の男性が『変な噂からは俺が守る』と少々気持ち悪い正義感を発揮してフォローしてくれたまではいいのですが、私の男女関係も詮索し始めて……。そのうち私が他の会社の記者と関係を持ったんじゃないかと疑いだしたのです。『このコは俺が守ってやるんだ』って男の愛情は、他の男の存在であっさり憎しみに変わることを思い出したときには、すでに遅しでしたね(笑)」

 ほぼ打算で動いていた鈴木氏にとってみれば、本気モードの恋愛感情を爆発させる男の狼狽は滑稽に映ることだろう。話を聞いてるぶんには楽しめるが、職場内の女性との情事は、永遠に語り継がれるリスクがあることは、ゆめゆめお忘れなきよう。

【鈴木涼美氏】

’83年、東京都生まれ。’09年、東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。専攻は社会学。

取材・文/SPA!編集部

日刊SPA!

最終更新:5/28(日) 16:00
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