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日本の公的年金の特徴は? 2階建て、世代間扶養…

5/29(月) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 夜ごとマネー談議が交わされる筧家のダイニングテーブル。この日のテーマは年金制度です。会社員生活が第4コーナーに入った良男は老後を支える公的年金の行方が気になる様子。同じ会社員でも若い恵とは制度に関する理解や考え方にも差があるようです。

 確定拠出年金(DC)について同僚から相談があった際、公的年金のことも調べたんだけど、難しかったな。

幸子

 恵も毎月のお給料から保険料が天引きされているわけだし、年金について知っておいた方がいいわね。

良男

 私も知りたい。退職した先輩が「先行き年金は今ほどもらえなくなるかもしれない」と話していたので不安でね。基本から教えてほしいな。

幸子

 ではまず、日本の公的年金制度の特徴から。ひとつは「国民皆年金」。海外では給与所得者と自営業者に加入者を絞っている国が多いけど、日本ではこうした収入がある人だけでなく、収入がなくても、原則として20歳以上の全居住者が年金制度に加入することになっているの。国民皆年金の制度ができたのは1961年だから、パパが生まれるより前の話ね。

 無職の人も学生も20歳になったら全員加入して保険料を払うわけね。でも、私が大学生だった頃はママが払ってくれていたような……。

幸子

 恵が大学生のときは毎月の保険料を自分で払えないというので私たちが立て替えたのよ。確か、就職したら返すと言っていたはずよね。

 えっ……。まあ、その件はおいといて。そのほかにも特徴はあるの?

幸子

 もうひとつが「2階建て」。国民年金と厚生年金保険があるのは知っているよね? 自営業の人が入る国民年金と会社員らが入る厚生年金はもともと別の制度だったけど、1986年から一体化されたわ。その際に国民年金は全員が入る基礎年金とし、その上に厚生年金を乗せるスタイルになったの。この2階建ても他の国ではあまり見かけないそうよ。以前は公務員が入る共済年金も2階に乗っていたけど、2015年に厚生年金に一元化されたわ。

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最終更新:5/29(月) 7:47
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