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「この21人でこれからも」LinQ 再開発ライブで示した新たな可能性と始まり

5/29(月) 19:00配信

ザテレビジョン

九州発のアイドルグループ・LinQの「再開発プロジェクト公演~I am LinQ~奇跡~」が27日、東京・中野サンプラザで行われた。

「ハレハレ☆パレード」でステージを駆け回るメンバー

LinQは九州のご当地アイドルグループとして2011年の結成以来6年にわたって活動を続けてきたが、昨年12月に現体制の解体・再開発を発表。この日のライブはLinQの規模を拡大させる「IQプロジェクト」の発足か、縮小かを、先日行われた福岡市民会館での公演とあわせた2公演の動員数とパフォーマンスの内容によって判断するという、今後のLinQの未来が決まる重要なものになっていた。

ライブ冒頭にこれまでの再開発の過程を振り返る映像が流れた後、21人のメンバー全員が登場。一曲目の「ONE FOR ALL FOR ONE」からライブがスタートした後、「Shining Star」「ハレハレ☆パレード」「カロリーなんて」と、LinQを代表する盛り上げ曲が続き、会場のボルテージを一気に上げた。

MCでリーダーの天野なつは「今日この21人でできることを全力で出していきますので、皆さんも思いっきり楽しんでください!」と挨拶。副リーダーの原直子は、最初は再開発に対するとまどいがあったとした上で「今日のこの景色を見たら、このプロジェクトがあってよかったんだなと思います。私たちもアイドル人生全てかけて今日のステージやります!」と、この5ヶ月の成果を見せるというメンバーの強い意気込みをファンに伝えた。

続いて一連の再開発プロジェクトで行われた「ダンスオーディション」を「Funky!LinQ」という形で披露。オーディションを勝ち抜いた5人のメンバーによるソロダンスパートが披露されるなど、今までのLinQには見られなかったステージパフォーマンスでファンを魅了する一方、年少メンバーのQty、年長メンバーのLadyそれぞれのメドレーで「イツレン」と「CHOKICHOKI」という、定期公演を行っている福岡の天神ベストホールでの限定曲を東京で初披露。これまでになかった新しいLinQと対比させるような、福岡の公演をそのまま中野に持ってくるという普段着のLinQという両面を見せるライブ構成となっていた。

再開発プロジェクトでダンス担当になっていた山木彩乃はオーディションについて「LinQは点数をつけられるというシビアな経験が今までなくて。九州から全国で戦うためには、技術面だったりもっといろんなことが必要になってくるので、改めて自分の実力をつけたいという気持ちができた」と、九州から全国を目指す意欲を語った。

続いて過去「なう。」で楽曲提供をしたことのあるビーグルクルーのYASS(作詞)とSHiNTA(作曲)という、福岡出身のアーティスト同士によってこの日のために用意された新曲「I am...」を初披露。「過去も未来も今もあって自分がある、そして何か気づいたときにやるのではなく今を一生懸命生きていこう」というメッセージの込められた楽曲に大庭彩歌が曲紹介で「今のLinQにも重なる部分がたくさんあります。今日は21人で思いを込めて歌います」と、これまでの5ヶ月を振り返って涙ぐむシーンもあった。

続いて「ゴーイング マイ ウェイ!」「ウェッサイ!!ガッサイ!!」「HANABI!!」と続き、中野サンプラザを埋め尽くしたファンを一気に盛り上げた後に最後の曲として披露されたのは「未来日記」。メンバーが全員揃ったときにした歌わない、LinQにとって特別な曲をメンバー21人全員が揃ったこの日、東京で初披露しライブを締めくくった。

MCで副リーダーの原直子は感激した面持ちで「まさか東京で『未来日記』が歌えるなんて思ってなかったです」と語り、続けて「プロジェクトの最中になっちゃん(天野なつ)のケガもあり、毎週ステージに立って歌って踊ることが、当たり前ではなくて本当に奇跡だなと思いました。LinQ、まだまだ前進していきたいです」と、「未来日記」の歌詞と今、中野のステージに立っている21人の姿をリンクさせていた。

中野サンプラザが埋まるのか不安だったと語った大庭彩歌は、大勢のファンで埋め尽くされた光景に「本当にファンの皆さんがいてのLinQだなって。これからも皆さんの力が必要だと強く感じました。まだまだ21人でどんどん進んでいきたいです」とファンへの感謝の思いを口にし、続く山木彩乃は「そうです、LinQまだまだ終わりではないです。ここからがまたスタートです。九州で本当のエンターテインメントを作って皆さんにお届けして、心を動かせるようなグループにしていきますので期待してください」と、詰めかけたファンに向けてLinQの未来への決意を新たにした。

天野なつは「このプロジェクトが発表されてからファンの皆さんもいろんな思いがあったと思います。でも、ライブでは“心の底から思いっきり楽しもう”という気持ちでいつも来てくれて。今日も、見たかったたくさんの笑顔が見られました。これからもこのLinQで皆さんの笑顔を見たいと思っています」と頭を下げると、会場は大きな拍手に包まれた。

その後アンコールの「替え玉コール」で再び登場したメンバーは代表曲「for you」で締めくくり、メンバーが手を振ってステージを後にする中、副々リーダーの吉川千愛が「これからも笑顔の架け橋になれるように全国、福岡、九州から頑張っていきたいと思っています」と最後の挨拶を述べた。すると突然新木さくらが走ってステージに登場。「私たちLinQは皆さんのことが大好きです。これからもどんどんどんどんLinQを大きくしていきましょうね!」とマイクも持たずに絶叫。その後客電がつき終演のアナウンスも流れライブは終わるかに思えたが、ファンによるダブルアンコールが数分にわたって鳴りやまず、それに応える形でメンバーが登場。一曲目の「ONE FOR ALL FOR ONE」を再び熱唱し全27曲、3時間にわたるライブは幕を閉じた。

終演後取材に応じた高木悠未は「始まれば終わるけれど、終わればまた始まるって思います。だから“また何か始まる”って思うととても楽しみです。メンバー21人だけでなくスタッフさん、お客さんみんなでLinQ、という景色が今日は見られて本当に感謝の気持ちでいっぱいですし、その感謝を形にしたいって心から思いました」とこれからのLinQへの決意を語った。

また天野なつは「(本編の)最後に『未来日記』でセンターに立ったときに“みんながいる”というのを実感したんです。このプロジェクトが始まって私たちも不安だったけれど、応援してくれる人も不安になると思っていました。それでもここに来て、しかも“楽しもう”という気持ちを持ってくれたのがとても伝わってきてうれしかったです」とファンへの感謝を口にした。再開発プロジェクトについては一言で言えば「(メンバー)みんなの自信」と言い、「みんなで話し合うことが増えたり、今までは一部の人だけだったのがみんなが発言するようになったのが大きく変わりました。もっと“このLinQでいたい”というか、“このLinQいけるんじゃないか”というのが今日までの練習でも思っていてそれがあふれたライブだったと思います」と、5ヵ月の間に成長し進化した今のLinQの姿に手応えを感じているようだった。

主催者発表によるとこの日の動員はかろうじて1600人を超え、8割以上の集客という課題はクリア。当面LinQは6月までは現体制での活動を継続し、新プロジェクト発足か縮小かは、2つのライブの内容を元に今後決定、発表される。

最終更新:5/31(水) 0:15
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