ここから本文です

グループ・サウンズビギナーのための基礎知識! 代表的GSバンドの功績と実態

5/29(月) 13:00配信

サイゾー

――60年代後半に巻き起こったGS旋風では数多のバンドが登場し、そして消えていった。その中でブームを先導していたのが、これらのバンドである。

■中学生のショーケンが飛び入り参加 【1】ザ・テンプターズ

埼玉県大宮市(現・さいたま市)の高校生バンドが前身。66年頃のテンプターズには女性ボーカルもいたが、彼女がステージを病欠した際、飛び入りでビートルズの「マネー」を歌った中学生がいた。それが萩原健一であり、そのままバンドに加入。オリジナル曲はメンバーの松崎由治が手がけたため、なかにし礼作詞、村井邦彦作曲の『エメラルドの伝説』は初の外部作家による作品。ふてくされて録音したといわれるが、なんとオリコン1位に。

[活動期間]1965~70年 [メンバー]松崎由治、萩原健一、田中俊夫、高久昇、大口広司 [事務所]スパイダクション [ジャケット]7インチ『エメラルドの伝説』(フィリップス/68年)

■早すぎたリバプール・サウンド 【2】ザ・スパイダース

結成当初はカントリーやロカビリーなどを演奏するインスト・バンドだったが、64年にGSスパイダースの7人が揃い、当時先端だったブリティッシュ・ビートを日本的に消化したスタイルへ再編。しかし、翌年クラウンから発表したかまやつ作詞・作曲のデビュー曲「フリフリ」は記念すべき本邦初のGSオリジナル曲だったが、早すぎたリバプール・サウンドはエレキ・ブームに埋もれて売れず。フィリップスで『フリ・フリ'66』として再録した。

[活動期間]1961~71年 [メンバー]田邊昭知、加藤充、かまやつひろし、大野克夫、井上孝之、堺正章、井上順、前田富雄 [事務所]ホリプロ~スパイダクション [ジャケット]7インチ『太陽の翼/空の広場』(フィリップス/67年)

■貴公子ルックは実はイヤだった? 【3】ザ・タイガース

66年に大阪のジャズ喫茶で共演した内田裕也の紹介でナベプロ入りし、翌年デビュー。沢田研二の人気も相まって一躍トップ・グループへ。貴公子然としたヴィジュアルはナベプロの方針だが、特に加橋かつみは嫌がっていた。その加橋が69年に脱退すると人気に陰りが見え始め、起死回生を狙ったナベプロは岸部修三(一徳)の実弟、シロー(四郎)がバンドを救うために留学先のアメリカから帰国するというシナリオを書いたが、不発に終わる。

[活動期間]1965~71年 [メンバー]沢田研二、岸部修三、加橋かつみ、森本太郎、瞳みのる、岸部シロー [事務所]渡辺プロダクション [ジャケット]7インチ『銀河のロマンス/花の首飾り』(日本グラモフォン/68年)

1/2ページ

最終更新:5/29(月) 13:00
サイゾー

記事提供社からのご案内(外部サイト)

サイゾー

株式会社サイゾー

2017年9月号
8月18日発売

定価980円

【視点をリニューアルする情報誌】
第1特集:新しいニッポンのタブー
第2特集:裏「九州論」
第3特集:新グラビアの女王登場!