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「片づけられない」「ミスが多い」は脳のクセ。ADHD脳を知れば悩みを克服できるかも?

5/29(月) 9:10配信

ライフハッカー[日本版]

近年、「発達障害」という名称を耳にする機会が増えました。また、そのことで悩む人が多いことも広く知られるところです。そこで、基礎的なことがらを知っておくためにご紹介したいのが、『マンガでわかる 私って、ADHD脳!?』(司馬理英子著、しおざき忍漫画、大和出版)です。

著者は、発達障害専門クリニックの院長として、ADHD(注意欠如・多動性障害)や自閉症スペクトラム障害などの発達障害を持つ人々の治療をしているという人物。そんな立場から、本書の冒頭ではこのように記しています。

片づけられない、間に合わない、ミスが多い…こうした悩みをもたれている方は、もしかしたら「ADHD脳」かもしれません。(「はじめに それは『脳のクセ』かもしれません」より)

「ADHD脳」とは、いわばニックネームなのだとか。つまり発達障害のひとつであるADHD傾向にある方を、本書ではこう呼んでいるということ。そして、そういう人のために書かれた本書は、少しでもわかりやすく伝わるようにと、漫画を交えて解説されているわけです。

とはいえここに漫画を掲載することはできないので、文章による解説のなかから要点を引き出してみましょう。

「ADHD脳」の原因って?

そもそも、「ADHD」とはなんなのかという疑問をお持ちの方も少なくないはず。これは「Attention- Deficit/Hyperactivity Disorder(注意欠如・多動性障害)」の略で、自閉症スペクトラム障害(アスペルガー症候群など)やLD(学習障害)のような発達障害のひとつなのだそうです。

忘れ物やなくし物が多かったり(不注意)、じっとしていられず、常にもぞもぞ動いてしまったり(多動性)、順番を待てなかったり、人の邪魔をしてしまったり(衝動性)…といった症状が子どものころから見られ、そのために仕事や日常生活に大きな支障がある場合は、ADHDとして診断されるということ。

そしてADHD脳の原因は、おもに脳の「前頭前野(ぜんとうぜんや)」と「側坐核(そくざかく)」に原因があるとされているのだといいます。

【前頭前野】

脳の司令塔。感情や運動、思考をコントロールしたり、過去の記憶を参考にし未来を見すえて行動プランを立てたり、情報をまとめ、どう処理したらいいか指示するなど脳の中枢機能を司る場所です。

ここがうまく働かないと、注意力をうまく持続させることができず、遅刻や忘れ物、ケアレスミスが増えたり、落ち着きのない行き当たりばったりの行動をしたりしがちです。


【側坐核】

楽しみを先延ばしにし、やる気を持続させる役割をします。

ここがうまく働かないと、ワクワクするような刺激がないとすぐ飽きてしまい、日々の活動を継続することが難しくなります。

(40ページより)

ADHD脳の原因は、前頭前野と側坐核、この2つの領域でドーパミンなどの神経伝達物質がうまく働かないことにあると考えられているというのです。

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