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静かなる流行、「サティスファイング動画」とはなにか?:敏感なブランドはすでに反応

5/29(月) 8:10配信

DIGIDAY[日本版]

「サティスファイング動画」が流行の兆しを見せている。

「サティスファイング動画」とは、ある特定の作業の繰り返しや、完全にパターン化された動作や機械作業を、ゆったりとした音楽に合わせて流す、ビデオクリップのことだ。

ソーシャルメディア分析会社のブランドウォッチ(Brandwatch)によると、インスタグラム上では#satisfyingvideosのハッシュタグがついた投稿が、28万件以上も存在する。そうこうしている、わずか2分のあいだにも、13件ずつ投稿が増えているという。

ネット上で謎の人気を呼ぶ

米掲示板サイトReddit(レディット)には、「mildlysatisfying(まあまあ満足)」「oddlysatisfying(不思議と満足)」というカテゴリが設けられ、ユーザー同士がおすすめの「サティスファイング動画」について語り合っている。また、Twitterではモデルのクリスシー・テイゲンなどの有名人も、こういった動画に言及していた。

胸はドキドキするのに、心は穏やかなの!??!?!?!?!?!?!!? twitter.com/ocdvids/status…

 

ビュー数の多いパブリッシャーも、いち早くこのトレンドを紹介している。たとえばBuzzFeedは、インスタグラムやYouTubeの「サティスファイング動画」をまとめた記事や特集を頻繁に掲載。「不思議と心が落ち着くサティスファイング動画11選」「心を満たすには、物が溶けていく動画を1日中見ているのが一番」などだ。

なぜこういった動画が人気なのか、その理由は不明である。だが、いまは心を無にする「禅」が必要とされる時代であり、人々がそれを得る場所を求めているからかもしれない。

ブランドもそそくさと参戦

自然と、ブランドもそこに参入しようとする。最近では、エージェンシーのアーノルド・ワールドワイド(Arnold Worldwide)がテレコム会社センチュリーリンク(CenturyLink)の新サービス「プリズムテレビ(Prism TV)」のプロモーション動画として「カラー理論」という塗り絵動画シリーズを制作した。このスローモーション動画では、画家とインスタグラムのインフルエンサー、アネット・ラベスキー氏がペインティングナイフを使って、青やピンク、オレンジやグリーンといった色を混ぜ合わせていく様子が描かれている。

「絵具の色を混ぜ合わせる動画がインスタグラムで流行っているのは、知っている。普段ニュースフィードで目にする動画などに、あのようなゆったり感はない」と話すのは、広告エージェンシーのアーノルド(Arnold)でソーシャルコンテンツシステム担当マネージャーを務める、ジュリエット・ティアニー氏だ。「このような動画は、忙しい毎日のなかでホッとひと息ついて瞑想できる場なのだ。視聴完了率も非常に高い」。

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