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全国の郵便局を巡る「旅行貯金」の楽しみ方

5/29(月) 7:30配信

@DIME

郵便局は手紙を出す、ゆうパックを出す、ATMで取引をするなど、日常の暮らしに欠かせない存在だ。それは非日常の世界でも同じこと。平日に限られるが、旅や行楽、所用のついででも楽しめる“郵便局めぐり”を御紹介しよう。

【写真】全国の郵便局を巡る「旅行貯金」の楽しみ方

■旅行貯金

旅行貯金とは、「郵便局の貯金窓口にお金を預け、通帳に局名印を押してもらうこと」で、以前は主務者印(局長印)も押印されていた。旅好きや貸切バスの乗務員、アマチュア無線愛好家などのあいだに広まったと言われている。

明文化された遊びではないので特にルールはないが、ユーザーの多くは初めて訪れた郵便局のみ「1局」とカウントする。ただし、例外も存在する。

郵便局は全国的に移転や改称などが度々発生する。移転のみは近隣(郵便番号が同じ)が多いため、郵便番号が変わるほどでもない限り「1局」とカウントしないユーザーが多い。

一方、改称(移転改称も含む)は当然のことながら局名印も変わるので、「1局」とカウントする。

局名改称に伴う特殊な例として、草加松原郵便局を取り上げよう。以前は「松原団地駅前郵便局」と名乗っていたが、東武鉄道伊勢崎線松原団地駅(現・獨協大学前<草加松原>駅)の駅名改称1か月前に先代局名の「草加松原郵便局」が18年ぶりに復活した。この場合、以前の同局は「旧」、現在の同局は「新」としてカウントする。

■郵便局によっては、サプライズの局名印が存在することも

旅行貯金の楽しみとして、「お宝印」と呼ばれるサプライズの局名印をあげておこう。通常は1種類しかないが、旅行貯金ユーザーの来訪を見越してか、2種類以上を用意する郵便局もある。この場合、窓口で「どちらにしますか」と局名印を提示され、ユーザーが選ぶ。もちろん、すべて押してもらうことも可能で、その際は追加入金という形で預入用紙に記入する。

以前は2行分以上の大きいお宝印も存在していたが、通帳の様式変更もあり、現在は1行分に統一されている模様。そのせいか、イラストや文字が小さくてわかりにくいものがあり、“ゆとり”がなくなってしまったのは残念。

別のサプライズとして、局名印+αがある。例えば、足立谷中三郵便局は、付近に東京メトロ千代田線の車両基地があり、局員の御厚意で局名印の横に電車のスタンプを添えていただいた。ささやかなサービスも旅行貯金ユーザーのココロをつかんでいる。

■風景印

風景印とは、一部の郵便局に用意されているイラストつきの消印で、大きくて見やすい。こちらは郵便の窓口で扱っており、事前にはがきを用意する、直接はがきを購入すれば押してもらえる。ちなみに窓口の営業時間は貯金より60分長い。

蛇足ながら、郵便局の開業初日などでは、普通の消印を押してもらいに行くユーザーもいる。どの趣味でも「初日」と「最後」は“一生モノ”なのだ。

■日本全国の郵便局を完訪した人はいない

現時点、日本全国の郵便局(約24,000局)を完訪した人はいない。貯金非取扱局があるほか、宮内庁内郵便局は関係者を除き、立ち入りができないからだ。この先も快挙を達成する人は、同庁の関係者を除き現れないだろう。

政府が提唱した「ゆう活」(夏の生活スタイル変革=ゆうやけ時間活動推進)は定着しそうもないが、こちらの「ゆう活」(郵便活動)は昭和の時代から人々のココロをつかみ、地味ながら「趣味」として確立した。

ユーザーにとって郵便局とは、れっきとした観光地なのである。

取材・文/岸田法眼

@DIME編集部

最終更新:5/29(月) 7:30
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