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ミラン監督、本田の主将任命は「ご褒美」 在籍3年半で「戦術的に学んだ」と成長に太鼓判

5/29(月) 10:50配信

Football ZONE web

今季最終節カリアリ戦、本田にとってミラン最後の試合でキャプテンマークを託す

 ACミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、今季限りで退団する日本代表FW本田圭佑のラストゲームとなった28日の今季最終戦、敵地カリアリ戦でキャプテンマークを託した。4-3-3システムの左ウイングで今季初のフル出場を果たした背番号10だが、2度のPKチャンスでキッカーを務めることはなく、ゴールにも絡めず。1-2敗戦で有終の美を飾ることはできなかったが、モンテッラ監督はベンチ生活が続いた本田の成長に太鼓判を押している。

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 本田は今季リーグ戦8試合1得点に終わった。定位置だった右ウイングは新進気鋭のアタッカーFWスソに奪われた。局面打開力、左足の精度、創造性を備えたスソは7得点11アシストと結果を出している。

 本田は蓄積疲労でスソが温存された昨年10月25日のジェノア戦で千載一遇の先発のチャンスを手にした。だが、この試合で消極的な横パスとバックパスを連発。味方のオフサイドトラップに一人残る形となり、先制点献上の戦犯となった。後半17分に途中交代となって以降、モンテッラ監督はミランラストマッチまで本田を先発で起用することはなかった。

 最終節の前に来季のUEFAヨーロッパリーグ出場権獲得を意味する6位が確定していたミランにとって、カリアリ戦は完全な消化試合だった。モンテッラ監督は契約満了となった日本人10番にキャプテンマークを託したが、本拠地最終戦の前節ボローニャ戦のようなゴールや白星も手にできなかった。試合後、モンテッラ監督は起用の理由を明かしている。

パンキナーロの立場に耐えた本田に感謝

「本田は偉大なプロフェッショナルな選手。今季は少ししか出場機会を与えなかった。今日、彼にキャプテンを任せたのは、彼がキャプテンにふさわしいことを認知してほしい意味もあった。彼にご褒美を与えたかった」

 指揮官は試合後の記者会見で1年間パンキナーロ(イタリア語でベンチ要員)という立場に耐えた本田に対する感謝の言葉を述べた。

 3年半のミラン人生で通算リーグ戦通算81試合9ゴール。2014年シーズンのフィリッポ・インザーギ政権開幕直後に7試合6ゴールと輝いた以外、栄光の10番らしい見せ場は乏しかった。昨季と今季は2年連続1ゴールと、アタッカーとしてはあまりに寂しい数字に終わった本田はミラン人生で何を学んだのか。

 指揮官は「3年半ミランに所属したのだから、なにかしら学んだはずだ。どの点で? 特に戦術的に彼は学んだ」と語った。戦術至上主義とも呼ばれ、特に守備時に緻密な制約の多いイタリアで過ごした3年半は、本田にとって糧になったはずとモンテッラ監督は語っている。

「キャプテンマークを託してくれた監督に感謝している」と地元テレビ局の取材で語っていた本田は、来季の移籍先は未定としている。ほろ苦さを残したイタリアの日々に別れを告げて、本田は新天地に旅立つ。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:5/29(月) 13:16
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