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ブレイクする食品・飲料は? ドライとボスの新展開に注目

5/30(火) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 「たべるマスク」と大きくうたい、手軽な健康感と意外性で売れた「シールド乳酸菌タブレット」(森永製菓)。満を持して日本コカ・コーラが投入したトクホ「コカ・コーラ プラス」など、機能成分を加えて健康感を訴求する商品は、2017年上半期も引き続き強さを見せた。

■作りたての“生カレー”感覚がヒットに

 その一方で、食品や飲料のおいしさを突き詰める方向に本質回帰し、次世代のレベル感を示した商品も目立つ。その代表が、ハウス食品が17年2月に発売した「きわだちカレー」。これは、固形ルウでもレトルトカレーでもない、新提案の濃縮ペーストルウだ。

 きわだちカレーは、製法も味わいも“規格外”。これまでの固形ルウは粉末状の原料が中心だが、きわだちカレーはトマトやリンゴ果汁をたっぷり配合する。加えてレトルトカレーより低温で殺菌することで、素材やスパイスの複雑な風味、香りの豊かさが段違いに向上している。「目指したのは、高級店の作りたてのカレー。開発途中に、インスタント麺を劇的に進化させた『マルちゃん正麺』の大ヒットを目にし、味の追求に自信を持った」(同社の萩原祐樹チームマネージャー)と話す。

 なじみの我が家のカレーから切り替え、本格的な味をまず支持したのは中高年の子育て卒業世帯。17年4月からはコンビニへの展開も始まり、今後も加速度的にファンを増やしそうだ。

■日本初の3層タイプチーズ、2倍の分厚さに大満足

 「フィラデルフィア 贅沢3層仕立ての濃厚クリーミーチーズ」はクリームチーズをコクのあるチェダーで挟んで3層にした日本初のスライスチーズ。通常のスライスチーズの2倍の厚さでたっぷりチーズの風味を楽しめ、サンドイッチに挟めば断面の3層がきれいに見えて写真栄えする。16年9月に登場するやSNSで話題を呼び、16年度下半期に発売されたチーズ新商品のなかで断トツの売り上げになった(森永乳業調べ)。

■ロングセラーの新展開がブレイク候補に

 17年下半期にかけては、ロングセラーの新展開が見過ごせない。例えばアサヒビールの「スーパードライ」は、30周年の限定商品として「瞬冷辛口」を5月末に発売。希少ホップのポラリスを使うとともに、ビールのキレ味を高めたことで、爽やかな冷涼感が得られる。ごくごく飲めるスーパードライの良さを、さらに一歩進めた新提案で、夏場の最盛期の販売を底上げする狙いだ。

 また、サントリー食品インターナショナルの「ボス」は、発売25周年。4月に同社初のペットボトル入りコーヒー「クラフトボス」を発売した。ガラス瓶を模した手作り感のあるおしゃれな500mLボトルで、中身のコーヒーは苦味が少なく、さっぱり飲める。ターゲットは、IT企業などの長時間のデスクワークが多い、“現代のブルーワーカー”だ。「デジタルストレスを抱える彼らは、人のぬくもり感を求めており、それを表現したのが新容器。あえて中身を見せることでコンビニコーヒーのようなフレッシュ感も出した」(食品事業本部の大塚匠課長)という。

 発売2週間の出足は、同社の想定を上回るペースで推移しており、6月にはラテタイプも追加される。従来のショート缶やボトル缶に次ぐ、第3の定番コーヒーに名乗りを上げそうだ。

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最終更新:5/30(火) 7:47
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