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日本人の約7割は扁平足 腰痛や肩こりなど不調の原因にも

5/30(火) 16:00配信

NEWS ポストセブン

 欧米の女性たちは、いくつになってもきれいにかっこよくハイヒールを履きこなしている一方で、日本では年齢を重ねると、よりヒールの低い、もしくはペタンコ靴に移行する人は少なくない。

 日本人はあまり足と向き合ってきていない。一方で足の問題は深刻化していて、日本人の7割は扁平足、約2割は甲高で、正常な足の人は1割しかいないといわれている。

 ドイツや米国など欧米各国には足病専門医の国家資格があり、足病専門クリニックも多数があるが、日本で初めて足専門クリニックができたのは2013年のこと。東京・表参道にある『足の診療所』だ。院長の桑原靖さんは、「日本の足医療は、欧米に100年遅れているといわれている」と話す。

「日本には足科の学問を教える教育機関やシステムそのものがありません。ここ10年ほどの間に、足に関する学会がいくつか誕生しましたが、その会員の多くは看護師や理学療法士。足を専門的に診ている外科医はいますが、それは手術が必要なほど重篤な患者が多いです。

 でも私が知る限り、足のトラブルの9割は手術を必要としません。当院に来る患者さんは年間約6000人以上になりますが、悩みの大半は『足の痛み』で、『何科にかかればいいかわからなかった』とおっしゃいます」

 例えば風邪を引いたり、お腹をこわした時、突然大学病院の内科医を訪ねることはしないだろう。まずは近所のクリニックで診てもらい、適切な処置をしてもらうはずだ。

「欧米ではそういった足病の専門クリニックがありますから、足に異変を感じたらすぐに対処する習慣があります。でも日本にはそういったクリニックがなかなかないのが現状。そもそも女性患者の大半が『足が痛いのは当たり前』『足が痛くても我慢すればいい』と思っていて、なかには『タコや魚の目、靴擦れなんて、誰にでもできるもの』と思い込んでいる人もいるほどです。さらに、長期間糖尿病を放置していると合併症によって足に痛みを感じなくなり、その結果、ちょっとした靴擦れに気づかないまま、傷口から細菌に感染し、最悪の場合、足を切断しなくてはいけなくなるケースもあります」(桑原さん)

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