ここから本文です

【巨人】因縁の地・仙台で「挑戦者」として再出発する由伸巨人

5/30(火) 11:00配信

文春オンライン

球史に残るあの激闘から早や4年……

 日本シリーズの負けは、悔しいというより寂しい。

 だって、明日からもうプロ野球の試合がないから。応援するチームの敗北と同時に、半年以上続いたプロ野球シーズンという祭りの終わりの寂しさも味わうハメになる。4年前の秋もそうだった。1、6、7戦と2週連続で楽天vs巨人の日本シリーズを観戦するために東京からKスタ宮城(現Koboパーク宮城)へ。

 バックネット裏席にもかかわらず、周囲を見渡せば9割は地元楽天ファンという中で冷たい雨に打たれながら、あの田中将大の球史に残るリリーフ登板を見たわけだ。ゲームセットの直後、星野監督の胴上げを見届けることもなく出口へ。マジかよ……。雨中の仙台を走る陽気なタクシー運転手と車内で何を話したのかまったく記憶にない。正直、まさか原巨人が負けるとは思っていなかったからだ。
 
 それくらい当時の巨人は最高で最強だった。前年の12年は交流戦優勝を飾り、最終的に86勝を挙げ、2位中日とは10.5ゲーム差のペナント独走V。クライマックスシリーズ(以下CS)、日本シリーズ、アジアシリーズとすべてを制し史上初の五冠達成。

 MVPを獲得したのは首位打者と打点王を獲得した全盛期バリバリのキャッチャー阿部慎之助。内海哲也は15勝で2年連続の最多勝に輝き左腕エースとして君臨。2年連続二桁勝利の澤村拓一はマウンド上で阿部先輩から小突かれるおまけ付き。ブルペンでは山口鉄也が72試合に登板し防御率0.84という驚異的な安定感を見せ、西村健太朗も32セーブを記録した。

 翌13年もルーキー菅野智之がいきなり13勝を挙げ、貯金31という圧巻の強さで2位阪神に12.5ゲーム差をつけぶっちぎりのリーグ連覇、行くぞ仙台なんつって日本シリーズ前のCSでは本拠地東京ドームで広島をあっさり3タテで一蹴。凄い、今じゃ1勝10敗と逆にまったくカープに歯が立たないのに。あ、すいません。

1/2ページ

最終更新:5/30(火) 16:54
文春オンライン

記事提供社からのご案内(外部サイト)

世の中を驚かせるスクープから、
毎日の仕事や生活に役立つ話題まで、
"文春"発のニュースサイトです。