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G・ヴェイナーチャック、広告業界のトランプと呼ばれた男:ソーシャルメディアの風雲児

5/30(火) 8:10配信

DIGIDAY[日本版]

ゼネラル・エレクトリック(General Electric:以下、GE)の幹部ベス・コムストック氏とリンダ・ボフ氏は、2012年のSXSWでギャリー・ヴェイナーチャック氏と2時間、朝食をともにした。ヴェイナーチャック氏は、朝食を終えるとすぐに、パーティの開催をツイートした。2人が顔を出すと、すでにあたりに行列ができていた。DJがいて、ファンに囲まれたヴェイナーチャック氏がゲストにワインを注ぐなか、人々が踊っていた。

「それは彼が自分が説いたことを実践してみせる実験の場だった。見ればそのことがわかっただろう」と、コムストック氏は言う。

ヴェイナーチャック氏のソーシャルメディア手法と「目を覚ませ」という哲学は、感銘を受けるクライアントをたくさん生み出し、熱心な若い才能を引き寄せた。同氏はそれらを使い、ヴェイナーメディア(VaynerMedia:以下、ヴェイナー)を、ソーシャルメディアエージェンシーから従業員700人以上のフルサービス化に向かうエージェンシーへと押し上げた。ヴェイナーによると、売上は1億ドルで、2017年はこのまま行くと1億2500万ドルになるという。GEはヴェイナーの最古参のクライアントのひとつで、ほかに酒類メーカーのアンハイザー・ブッシュ・インベブ(AB InBev)、銀行のチェイス(Chase)、食品・飲料メーカーのモンデリーズ(Mondelez)などがクライアントに名を連ねている。

ヴェイナーチャック氏はそのイメージによって、同じくらい妬みと嘲りの対象になった。ある者に話を振れば、ギャリー・ヴィー(ヴェイナーチャック氏はそう呼ばれている)がいかに現状をもて遊んでいるかを聞かされるだろう。また別の者に話を聞けば、彼は自分の人間的な魅力を使って、大きくジューシーな中身のないバーガーをクライアントに売りつけているペテン師だと説得されることになるはずだ。ある者はギャリー・ヴィーを、「広告業界のドナルド・トランプ」であると同時に「業界のアンドリュー・ブレイトバート」だと称した。

ヴェイナーはにぎやかな急成長が続いているが、つまずきもあった。11月にはサンフランシスコのオフィスを閉鎖。1月と4月頭に、2回のレイオフを経験した。元従業員らは、獲得するビジネスを会社をあまりに大きく見積もっていたため、人員削減になったと語った。

ヴェイナーチャック氏の説明は異なる。同氏によると、「人が多すぎるとスピードが落ちる。私はスピードを大切にする」のだそうだ。

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