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交通の便が最強の品川駅 出張族の1人暮らしには最適か

5/30(火) 15:30配信

マネーポストWEB

 街を行く人に尋ねてみれば、きっと誰しも住んでみたい街があるはず。けれども理想と現実には、得てして大きな差があるものだ。憧れのあの街は果たして本当に素敵な街なのか? まったくノーマークだけど、実は住みやすい街は? 今回は、SUUMOが行った「住みたい街ランキング 2017」で5位にランクインした「品川駅」(東京都港区)について、ライターの金子則男氏が解説する。

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 かつて江戸と京都を結んだ東海道の1番目の宿として栄えた品川。当時の「品川宿」は現在の京急の北品川駅から青物横丁駅付近で、品川駅からはやや離れていますが、そんな品川の名をさらに有名にしたのが、2003年の新幹線駅の開業です。名古屋・大阪方面に帰る人は「東京駅のこんなに近くに新幹線の駅が必要なのか」とお思いでしょうが、これにより23区南部の住民は東海道新幹線をより利用しやすくなりました。

 そんな品川駅は、鉄道の便では全国最強クラスの便利さを誇ります。JRのラインナップは、東海道新幹線、東海道線、山手線、横須賀線、京浜東北線と、1つでも通っていればありがたいような主要路線ばかり。さらに京急も通っているので、羽田空港へも15分ほどで行くことができます。

 道路状況に目を向けると、西口のすぐ前に第1京浜が通っており、海側の東口方面は商用車が多いものの道は広々としています。西口の高輪方面の高台は道が狭い上に複雑ですが、そもそもそのあたりは高級住宅街で、基本的に用が無い地域。庶民の手が届く物件がある場所ではないので、特に気にする必要はないでしょう。

品川の未来は明るい話題だらけ?

 そんな利便性を誇る品川駅ですが、今後さらにビッグプロジェクトが2つも控えています。1つ目は山手線新駅の開業です。新駅は2020年に品川~田町駅間に開業予定で、現在着々と工事が進行中。新駅ができる車両基地の跡地は広さが13ヘクタール(東京ドーム3個分)もあり、都内最後の大規模開発計画とも呼ばれています。

 2つ目は、2027年の開通を目指している中央リニア新幹線の始発駅になることです。当然の議論として、東京駅が始発駅となる計画もありましたが、2011年に品川駅が始発駅となることが正式発表されました。

 これだけ良い条件が揃う品川ですが、家賃的には魅力があります。「ワンルーム・1K・1DK」の家賃相場は(「ライフルホームズ」調べ)、渋谷の14.57万円、恵比寿の12.76万円に比べ、品川は11.03万円と、グッとお安め。旧東海道が通る北品川駅付近を中心に、最先端のオフィスビルの足元に庶民的な街並みが広がっており、住宅情報サイトでは5~7万円台の物件が数多くヒットします。

 海側の埋立地方面に足を伸ばせば緑も豊富なので、ファミリー層にも悪くない場所ですが、新幹線が通り、羽田空港も近いというメリットがありますので、国内・海外の出張が多いサラリーマンの1人暮らしなどにはとりわけ向いているのではないでしょうか。

最終更新:5/30(火) 15:30
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