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岡田、藪、桧山のOB3氏が語る「金本・阪神」の強さはホンモノか?

5/30(火) 8:11配信

webスポルティーバ

 金本知憲監督になって2年目を迎えた阪神。シーズン序盤はFAで移籍してきた糸井嘉男や、秋山拓巳、中谷将大といった若い選手の活躍もあり、交流戦まで46試合を消化して27勝19敗で、首位・広島と1ゲーム差の2位につけている。今年の阪神は何が変わったのか? はたして本当に強いのか? 阪神OBである岡田彰布氏、藪恵壹氏、桧山進次郎氏の3人にここまでを振り返ってもらいつつ、これからの戦いについて占ってもらった。

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―― 開幕前、今年の阪神をどのように見られていましたか?

岡田氏:オレは3位と予想したんやけど……その理由は不確定要素が多かったから。開幕前は誰がレギュラーなのかわからない状況やったからね。投手陣はメッセンジャー以外の先発が不安やったし、リリーフ陣もどこまれやれるのか未知数。正直、始まってみないとわからない部分が多すぎた。予想するのは難しかったよ。

藪氏:投手陣はある程度やってくれそうな雰囲気がありましたが、逆に打線が弱いのかなと……。糸井が加入しましたが、キャンプ、オープン戦の段階ではどんな打線になるのか、想像もつきませんでした。開幕前の予想では2位にしていましたが、一歩間違えればBクラスもあるぞ、と思っていました。

桧山氏:昨年秋のキャンプから相当鍛えられたようで、今年春のキャンプでは選手たちの体がひと回り大きくなっていました。当然、スイングスピードも上がり、飛距離も出てきました。体力アップが技術力のアップにつながり、選手たちも自信が出てきたように思えました。もちろん、まだまだ未熟な部分はありますが、チームとして戦える布陣は整ったかなと……そういう期待も込めて、私は2位と予想しました。

―― 現在、首位の広島と1ゲーム差の2位ですが、開幕から好調を維持し、しばらく首位を走っていました。好調の要因は何だったと思いますか。

岡田氏:糸井の加入やろうね。開幕からずっと調子がよかったから。糸井が入ったことで打線につながりが出た。印象として、打ち勝った試合が多く、打線がいいとチームも乗っていける。調子を落とした時期もあるけど、実績のある選手なんで、また上がってくるだろうし、チームにとっては大きい存在になっている。

藪氏:開幕前は打線に不安があると思っていたのですが、糸井が入ったことで厚みが増しましたよね。それに引っ張られるように、若手もノビノビできる環境になったと思います。5月6日の広島戦で9点差を大逆転しましたが、まさに前半戦の阪神を象徴する試合だと思います。今年の阪神は点が取れる、と。投手にしてみれば、1点もやれない状況で投げるのと、打線が点を取ってくれるから最少失点で抑えればいいと思って投げるのとでは、精神的に違いますから。シーズン序盤を振り返ると、打線がチームを引っ張っていた印象が強いですね。

桧山氏:必然的にそうしたのか、それとも偶然そうなったのかはわかりませんが、ベテラン、中堅、若手と、絶妙なバランスでチーム構成できていました。ここぞという場面でベテランは頼りになるし、中堅は若手をうまくリードしている。それによって若手は思い切ってプレーできている。まだミスは多いですけど、それを取り返すだけの力はつけてきています。すごくいい感じでチームが動いているなと思いましたね。あと、秋山や中谷といった新しい力が出てきたことも大きかった。若い選手が出てくるということは、チームの成長ですから。

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