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初ゴールの柴崎岳はスペイン語でコメント。チームの信頼を得て昇格へ

5/30(火) 17:30配信

webスポルティーバ

 リーガエスパニョーラ・セグンダ(2部)第40節。マドリード郊外で行なわれたアルコルコン対テネリフェは、柴崎岳の25歳の誕生日を祝うスペイン初得点などで1対3とテネリフェが勝利し、プリメーラ(1部)昇格プレーオフに王手をかけた。

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「誕生日の歌が歌われていたのは後で(皆に)言われて、その時は気づかなかったですけど、祝ってくれてよかったです」

 83分、柴崎がピッチを離れてベンチに戻る際、マドリードに駆けつけた100人近くのテネリフェサポーターは、この試合の決勝点となるゴールを決めた日本人MFに向けて、スペイン語版の「ハッピー・バースデー」を歌って祝福した。

 柴崎の初ゴールが生まれたのは31分。アルコルコンのDFラインの裏にスペースを見つけた柴崎は、MFタイロンの縦へのスルーパスを引き出し、飛び出したGKの脇を抜くシュートをダイレクトで放ちネットに突き刺した。

 試合終了後、チームを勝利に導くバースデーゴールを決めた日本人のコメントをほしがったのは日本のメディアだけではない。テネリフェメディアもその活躍を大きく報じようとミックスゾーンで柴崎を囲んだ。

「Contento, me alegro mucho. (満足だし嬉しい)」

 記者の質問こそスペイン人通訳に日本語に訳してもらったが、柴崎はスペイン語で一生懸命に話している。テネリフェに移籍して4カ月。もちろん上手なスペイン語とはいえないが、柴崎はしっかりと日本語からスペイン語へと頭のチップを変換して地元記者の質問に答えていた。

 移籍直後の、早々に日本に帰国するのではないかと言われた騒動が嘘のように、その姿勢は、柴崎がチームやスペインのサッカー、生活に適応しようと前向きに歩んでいることを感じさせるものだ。実際、柴崎は地元メディアの「今では問題はないか、幸せか?」という質問に対して、「Sin problema. todo muy contento. (問題ないよ。すべてのことに満足している)」と答えていた。それを聞いたテネリフェの記者やカメラマンの一団は笑顔に包まれた。

 柴崎はサポーターとも地元メディアとも友好な関係を築くことができた。ピッチ外のいい雰囲気はピッチの中にもいい影響を与える。それにより少しずつ結果も出せるようになってきた。

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