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香りウォークマン、忘れ物防止タグ 消費者の支援からヒット続々

5/31(水) 7:47配信

NIKKEI STYLE

 消費者に支援を募るクラウドファンディング。ここ数年は、家電メーカーが製品開発に活用する動きが加速中だ。用途が限定されるニッチなモノが主流だが、2017年上半期は次世代のスタンダードになり得るクラウドファンディング発ヒットが続々と生まれた。その代表格が、“香りのウォークマン"と称されるソニーの「AROMASTIC」だ。

■「香り」を持ち歩く新文化を創造

 携帯型のアロマディフューザーで、ウォークマンが音楽を携帯する文化を生んだように、香りを持ち歩いて楽しむ新たなスタイルを提案。15年11月に同社のクラウドファンディングサイトで支援を募ったところ、1000万円という野心的な目標額にもかかわらず2カ月足らずで達成。一般発売後も計画をしのぐ勢いで売れている。

 革新的なのは、1本で5つの香りを楽しめること。本体先端部に専用カートリッジをセットして側面のボタンを押すと、空気の流れに乗って香りが吹き出す仕組み。カートリッジには5種類の香りが封入され、ダイヤルを回すだけで瞬時に香りを切り替えられる。

 また、噴出量を絶妙にコントロールし、すぐに香りが消えるのも斬新。電車内やオフィスなど、周囲に気兼ねせずどこででも使える。「アロマの需要は女性中心だと考えていたが、企画・開発を進めていくうちに意外に男性にも受けることがわかった」と、開発した新規事業創出部OE事業室の藤田修二氏は驚く。コーヒーやタブレット菓子の代わりにリフレッシュ用に使う男性も多く、アロマ市場の裾野を広げた。

■販路拡大で忘れ物防止タグが急伸

 忘れ物や落とし物を簡単に探し出せるIoTタグも、クラウドファンディングを経て17年に一般化した。市場をけん引する「MAMORIO」(MAMORIO)は、利用者同士で落とし物を探し合える機能を備えるのが特徴で、15年末に一般販売を開始。今年に入って家電量販店や百貨店に大々的に並び始め、劇的に広がりつつある。3月時点の累計出荷数は、16年1月の100倍以上になるほど急伸した。

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最終更新:5/31(水) 7:47
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