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H&Mが考えるサステイナビリティ 「2030年に再生可能素材100%を目指す」

5/31(水) 21:01配信

WWD JAPAN.com

 スウェーデン発のファストファッションブランド「H&M」は、サステイナビリティ(持続可能性)をビジネスの根幹に置き、業界のリーディングカンパニーとして、2030年には100%サステイナブルな素材とする意欲的な目標を打ち出した。その一環として4月には、サステイナブルな素材や生地から作られたラグジュアリーなハイエンドコレクション“コンシャス・エクスクルーシブ”を発売している。6回目となる今回、ウィメンズ、メンズに加え、キッズラインが初登場。新素材として、海洋に投棄されたプラスチックのリサイクルを原料とする再生ポリエステル「バイオニック(BIONIC(R))」を採用。ハイテク素材に加え、テンセルやオーガニックシルク、オーガニックリネンなどのサステイナブルに調達された天然素材を使用したドレスやジャケット、アクセサリーなどをそろえた。来日したヘレナ・ヘルメルソン(Helena Helmersson)=グループプロダクション責任者に、サステイナビリティやサプライチェーンに対する「H&M」の考え方やアプローチについて話を聞いた。

WWDジャパン(以下、WWD):公式には初来日ということだが、日本の印象は?

ヘレナ・ヘルメルソンH&Mグループ プロダクション責任者(以下、ヘレナ):I LOVE JAPAN!日本は大好きで、以前プライベートで何回か来たことがあり、ニセコでスキーを楽しんだこともあります。ファッションも素敵だし、食事もおいしいし、すばらしい建築もたくさんある。ファッションでいえば、東京のファッションは北欧と似ている気がします。キレイめ系の格好が好きだったり、アース系のベージュ、黒、グレーなどの色が好きだという点も、好みが近いと思いますね。

WWD:早速だが、「H&M」にとってサステイナビリティとは?

ヘレナ:サステイナビリティを推進するには、人類や地球のために良いことと、企業の長期的な利益をもたらすことの両方をうまく融合させることが重要です。私たちは正しいことを行うことで成長を遂げるという価値観を持った、バリュー・ドリブン・カンパニーであり、サステイナビリティはすべてのビジネスや活動に組み込まれています。ただし、その取り組みは変化しています。以前は環境に対して負荷を減らすことを重要視していましたが、新しいサステイナビリティの戦略では、良い方向へ向かう変化をリードし、循環型の再生可能な方法でファッションの循環を目標に掲げるとともに、環境に対してポジティブな影響をもらすようにシフトしています。

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最終更新:6/1(木) 10:05
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