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Netflix、中国進出へ:バイドゥ傘下の配信サービスと提携

5/31(水) 8:10配信

DIGIDAY[日本版]

オンラインストリーミングサービスのNetflix(ネットフリックス)は長年、中国市場への進出の可能性を探ってきた。

そして4月25日、中国のオンライン配信サービスであるアイチーイー(愛奇芸:iQiYi)とオリジナルコンテンツに関するライセンス契約を結んだことで、中国市場への進出がようやく実現する。アイチーイーはバイドゥ(百度)傘下のサービスで、有料会員は、2000万人を超える。

Netflixは詳細については多くを明らかにしていないが、この提携は同社が中国に存在する7億3100万人のインターネットユーザーへリーチするのに役立つ。同社の米国における会員数は減少しているが、中国のインターネットユーザーのうち30%は、オンライン動画を毎月視聴。中国政府によるNetflixへのアクセス遮断や、長期にわたるコンテンツの承認プロセスといった潜在的なリスクはあるが、Netflixが中国に進出するには、現地企業と提携するしか方法はない。

Netflixの狙い

「ストリーミングサービスの競争において、中国は最高の手柄だ。Netflixは中国進出にあらゆるリソースを使ってきたが、自力ではまず実現しない」と、メディアに関して助言するクリエイティービーメディア(Creatv Media)の創業者で会長のピーター・セイシー氏は指摘する。「こうした提携は賢明な一手であり、Netflixにとって唯一の指し手だ」。

セイシー氏の推測では、今回の提携は純粋なコンテンツライセンス契約か、会員からの収益の配分契約のどちらかだという。上海に拠点を置くマーケティングコンサルタント企業チャイナ・スキニー(China Skinny)のマネージングディレクター、マーク・タナー氏は、中国の規制当局が外国のメディア企業による動画ストリーミングサービスの運営を禁じてきたと指摘。ただし、バイドゥとの提携は中国政府との円滑な交渉に役立つので、Netflixとアイチーイーの両方にとって好都合だという。

「バイドゥはまた、検索エンジンなどの資産を通じて膨大なデータを蓄積しており、Netflixのコンテンツ開発に貢献できそうだ」と、タナー氏は語る。

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