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「できない」「無理」「ありえない」という企業に未来はない! 24億赤字球団を5年で5億黒字にした企業再生のプロが満を持して綴る『常識の超え方』

5/31(水) 6:30配信

ダ・ヴィンチニュース

 赤字24億円だった「横浜DeNAベイスターズ」を5年で5億円超の黒字へ転換。最下位続きだったチームをクライマックスシリーズに進出させ、弱小球団から脱却、躍進させた、就任当時35歳の元球団社長・池田純氏。その組織再生の全容が、マーケティングの視点で書いた『空気のつくり方』と、仕事への向き合い方の視点で書いた『しがみつかない理由』に続く新刊『常識の超え方』(文藝春秋)ですべて明らかになった。

 3部作最後となる本書は“経営”と“スポーツビジネス”を体系的にまとめたもの。プロスポーツというと、チームの勝ち負けばかり話題になりがちだが、球団が会社組織である以上、目指すべき第一義は優勝ではなく「強い経営」である。目標は優勝でも、目的は黒字化でなければならないのだ。その目的を5年で達成するため、しがらみの多いプロ野球界で旧態依然とした球団の改革に向けて池田氏が実践した成功法則は、ほかのビジネスでも応用できる再現性の高い内容となっている。そのポイントをいくつか紹介しよう。

チームと一体化し、地域と一体化し、ファンと一体化する経営

 経営がチームに口出しすることをタブー視する風潮があるなか、池田さんは球団の経営状況と目指すべき方向性をチームと共有。試合で負けたあとの反省と改善を習慣づける仕組みもつくった。それにより経営サイドとチームの一体感を強化。横浜スタジアムの“城下町”構想では、野球チームの本拠地としての街づくりに積極的に参画して地域と一体化した。ファンに対しては、スポーツのエンターテインメント性を意識したモノやコトで楽しみや感動を与え、球団固有のブランドイメージを共有することで一体感を高めていった。さらにそのすべてを集約し、球団とチームとファンのコミュニケーションを育む場として理想のスタジアムをつくるため横浜スタジアムを買収。前代未聞、問題山積でも夢をカタチにすることをあきらめない池田氏の、買収に向けた地道な根回しやいい意味での執念深さはさすが企業再生のプロ、逆境であるほど情熱的になるようにも見える。

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