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アバウトドットコムが目論む「巧妙なコマース戦略」の中身

6/1(木) 8:10配信

DIGIDAY[日本版]

検索ニーズに特化した情報サイト「アバウトドットコム(About.com)」は、2016年以来、バーティカルサイトの集合体へと姿を変えつつあるが、同時に、コマースオペレーションの構築にも忙しい。すでに十数人以上からの寄稿が必要な規模になっており、これから数年で、最終的にはサイト全体の売上の5分の1をコマースが占めることになるかもしれない。

バーティカル化との好相性

アバウトのコマース戦略は、まだ導入段階だ。最近ローンチした、食とインテリアの情報サイト「ザ・スプルース(The Spruce)」はコマース編集者を探しはじめたところだし、近くローンチする旅行中心のサイトは、ほかとは違う独自のコマースオペレーションが必要になるだろう。それでもアバウトは、バーティカルメディア戦略が本格稼働すれば、各サイトともに、売上のそれなりの割合をコマースから得られやすくなると考えている。

最近小さなコマースコンテンツチームを作るパブリッシャーが多いなか、アバウトは、GoogleとPinterest(ピンタレスト)の検索におけるオーソリティを獲得していることで一歩抜きん出るはずだと、アバウトのCEO、ニール・ボーゲル氏は確信している。

「バーティカル戦略でコマースがよい方向に変わる」と、ボーゲル氏は語る。「カテゴリーとコンテンツがいつも新鮮だから、自然と人々が信頼してくれ、見つけるようになる」。

アバウトのコマースへの移行は小さな1歩からはじまった。現在コマース担当VPを務めるニック・マイケイリッジュ氏が2015年、旅行中心のサイト「アバウト・トラベル(About Travel:2013年から運営)」にアフィリエイト収益を加えようと決めたときだ。

パフォーマンスベースのトリップアドバイザー(TripAdvisor)向けのプログラムは軌道に乗り、6カ月目にはランレートで100万ドル(約1億円)を突破する事業に成長した(アバウトはコマース収益の具体的な説明を拒否したが、マイケイリッジュ氏は2017年3月時点のLinkedIn[リンクトイン]プロフィールで、アバウトのコマース売上は前年比で100%以上増加しており、「収益性が高い」と自慢している)。

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