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鞍上モレイラ&強気クルーズ師。安田記念の香港馬2頭は信じてOKか

6/1(木) 7:50配信

webスポルティーバ

 日本ダービーも終わり、今週末のGI安田記念(6月4日/東京・芝1600m)で6週連続開催となった春のGIシリーズもひと段落する。

【写真】来年のダービー馬候補か

 その安田記念、昨年の勝ち馬ロゴタイプ(牡7歳)をはじめ、昨年のマイルCS(2016年11月20日/京都・芝1600m)2着馬で、前走のGIIマイラーズC(4月23日/京都・芝1600m)で久しぶりの勝利を飾ったイスラボニータ(牡6歳)など、今年も実績のある好メンバーがそろった。ただ、日本のマイル戦線は今ひとつ新陳代謝が進んでいるとは言い難い。その間隙を突いて、虎視眈々と頂点を狙っているのが、香港からやって来る2頭の”刺客”だ。

 1頭は、昨年に続いて2年連続の出走となるコンテントメント(せん7歳)。前走のチャンピオンズマイル(5月7日/シャティン・芝1600m)では、昨年のクイーンズシルバージュビリーC(2016年2月28日/シャティン・芝1400m)以来、2度目のGI制覇を達成。香港の生え抜き馬で、ハイレベルな香港マイル戦線において常に上位クラスで奮闘してきた。

 昨年の安田記念では、12頭立ての9番人気でしんがり負けを喫した。しかしこれは、前年の10月から参戦したシーズン中に9戦を消化した疲労の蓄積が、初の海外遠征によって表面化したもの。現に、レース当日の馬体重は前走比マイナス約21kgと、とても結果を出せる状態にはなかった。

 そして今年、昨年10月からのシーズン中に消化したレースは10戦と、昨年よりも1戦多く使われている。とすれば、安田記念に向けての余力があるのかどうか、昨年と同じ失敗を再び繰り返すのではないか、という懸念が残る。

 だが、今年は昨年の汚名返上が期待できる3つの強調材料がある。

 ひとつは、この馬の”運”が今、上昇していることだ。前走のチャンピオンズマイルにしても、まさにタナボタ的な勝利だった。

 同レースでは、今年の香港4歳三冠シリーズを総なめしたラッパードラゴンが断然と思われていた。ところが、同馬は3コーナーで故障を発症し、競走中止したのだ。しかも、パンパンの良馬場に近い状態にありながら、レースの勝ちタイムが1分35秒23と遅く、コンテントメントにとって都合のいい流れとなった。

 さらに、この勝利によって国際レーティングがアップ。わずかに足りなかった安田記念へのフルパッケージでの遠征費用補助を全額手にすることができた。そうして、無理のない遠征が可能になったのだ。

 ふたつ目は、日本に到着してから調整過程である。来日スケジュールは昨年と同様で、レース前週の火曜日に到着。この月曜日までは、千葉県白井のJRA競馬学校で調整が行なわれてきた。

 その間、昨年は長くても2000m、おおむね1400m~1800mのキャンターに終始していたが、今年は3000mに及ぶ長いキャンターを連日消化している。それだけハードな調教をこなせているということは、昨年よりも明らかに状態がいい証拠だ。

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