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七夕に長屋総出で掃除した場所とは?

6/1(木) 21:40配信

サライ.jp

江戸の庶民たちは長屋に住み、ご近所同士助け合いながら暮らしていました。今回は、そんな庶民たちの暮らしぶりについてのクイズを4問、「江戸文化歴史検定」(通称・江戸検)の過去問題からピックアップしてみました。ぜひ挑戦してみてください!

【クイズ1】
江戸時代の庶民は、毎日どのようにして時間を知ったでしょう?

(い)鐘撞役が撞く「時の鐘」を聞いて
(ろ)目盛りつきの線香を燃やして
(は)江戸城で叩く大太鼓を聞いて
(に)時計を持つ裕福な人にたずねて

正解(い)
現代ほどせわしなくはないにしても、江戸時代の人も時刻に合わせて生活していた。武士の出仕や寺社の儀式、町の木戸の閉まる合図も時刻に合わせていたし、商人や職人・大工・日雇い人足たちにも、時刻に対する共通の認識は必要とされていた。江戸城内には高価な機械仕掛けの和時計があったが、庶民の場合は、時の鐘が時計の代わりだった。

【クイズ2】
江戸の長屋では、七夕の行事として、笹竹に短冊を飾ることのほかにもある行事を行なっていました。住民総出で行なわれる、その行事とは何でしょう?

(い)井戸の総浚い
(ろ)稲荷のお祭り
(は)芥溜(ごみため)の大掃除
(に)便所の建て替え

正解(い)
七夕が庶民の間に広まったのは江戸時代、五節句のひとつとしてである。七夕の日は、笹竹に七夕の詩歌や願い事を書いた五色の短冊、紙製の筆や算盤、糸などを飾って技芸や裁縫の上達を折り、邪気払いに冷麦や冷素麺を食した。
またこの日は、江戸では井戸の総浚い(井戸替え)の日でもあった。これは、井戸の水を汲み干して底にたまった塵芥を浚い、井戸側を洗い清めるもので、滑車に網をかけて大桶をおろす際には、長屋の住人が総出で引くのが習わしだった。

【クイズ3】
江戸の町屋には、通りに面した表店、通りの裏側にあった裏店がありました。裏店には、長屋が立ち並び、江戸の庶民の住まいとなっていました。では、この長屋の住人が、井戸・厠以外に共同で使っていたものは、次のうちどれでしょう?

(い)風呂
(ろ)芥溜(ごみため)
(は)土蔵
(に)台所

正解(ろ)
長屋がならぶ裏店の一角に狭い空き地があり、共用の施設として水道の井戸・厠・芥溜が置かれた。

【クイズ4】
各町では、町の運営に必要な経費を「町入用」として地主が負担していました。この「町入用」の出費もしくは支出に含まれるのは、次のうちどれでしょう?

(い)湯屋の湯銭
(ろ)屎尿の処分費
(は)伊勢神宮参詣費用
(に)木戸番人・書役などの人件費

正解(に)
町入用で支出されるのは、木戸番・書役などの人件費のほか、施設の維持費や防火の費用、祭礼費用などである。

いかがでしたか? 今回はなんと全て正解率79%以上の問題でした。これが解ければ基礎はバッチリ!? もっと難しい問題にトライして、ぜひ江戸検にも挑戦してみてくださいね!

※問題の出典: 『江戸吟味問答控 第1回江戸文化歴史検定 出題問題公式解説集』『第4回 江戸検問題公式解説集』『第3回江戸文化歴史検定(2008年度)江戸検出題問題公式解説集』

取材・文/オノハルコ(晴レノ日スタヂオ)

最終更新:6/1(木) 21:40
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